しあわせの情景

欲しかったものはもうすでに手に入れていた。
長いことそれに気づいていなかった。
ああ、ずっとここにもうあったのだ。
目を向けていなかっただけ。
どこかで読んだような、まるでそんな思い。

夢見てきた情景。涙がこぼれそうになる。
出来ないと思い込んでいた、私には無理なのだと諦めていた。


気づいたときにはもう終わりの音は迫っていて、それはどうすることも出来なくて。

幸せをすぐに忘れてしまうから思い出せるように書き出して、
思い出を風化させないようにしておくことくらいしか、
今の私にできることはない。
それでも。ただそれだけでも。
2006年05月13日(土)

雑文気分 / aqua

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