過去と今と言葉と

過去を過去として整理できたなら全てが幸せな記憶に、口の端を上げながら話すような存在になる。
それは今ともう切り離せている単体なのだ。
思い出すたび胸をさすような痛みを伴うあの時も、言葉を選び傷つかないようくるむその出来事も、それは現在進行形の今。
傷口の痛みを抱えながら、いつか色あせ風化する日を待っている。


彼の口から紡がれる混じりけのない嘘。
笑顔と共に社交辞令。
あまりにわかりやすすぎて、
あの人はいい人だけれど、その部分では信じられなかった。
2006年05月12日(金)

雑文気分 / aqua

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