東京の片隅から
目次|きのう|あした
親世帯の犬が1匹死んだ。
春頃からちょっとした予兆はあった。 10歳過ぎて、白内障も出てきてたし、後肢がよたよたするようになってきていたり、子犬のようなぼんやりした表情をしていたり、妙にフレンドリーになってきたり。 前の晩に義母と一緒にいて、夜中までは生きていたらしいが、朝起きたら死んでいたとのこと。 心臓発作でもあったか。あっけなかった。
我の強い性格で、犬が自分の思うとおりに動かないと苛立つ義父によく怒られていた。似たもの同士であった。
遺体をどうするか聞いたら山に埋めてくると言い出したので止めた。 それは今はやってはいけないことです。そもそも自分の土地じゃないし! 何も残さなくていいなら清掃局に連絡して引き取ってもらう方法があるのだが、それは心理的に抵抗があるとのことだったので、いろいろ調べて近所のペット葬祭場を含め、いくつか方法を紹介して任せることとした。 後で聞いたら、焼いてもらい骨を手元に残すことにしたらしい。
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