東京の片隅から
目次きのうあした


2020年07月07日(火) 虫取り魚釣り海の幸

「あつまれどうぶつの森」では虫取りができる。魚釣りもできる。7月のアップデートで海に潜って生物を採取することもできるようになった。
生物の造形はかなり細かい。良くできていると思う。種類もごく一般的なものからなぜそれを選んだと思わせられるマニアックなものまで並んでいて、これを集めるだけでも楽しい。

で、思うんだけど、魚釣りはわかるんだ。虫取りとか素潜りとかって、海外勢はどう思ってるんだろう。
日本人的には虫取りはほぼすべての子どもが通過する。素潜りはさほど一般的ではないかもしれないけど、テレビ番組で古くは1カ月1万円生活、最近では鉄腕DASHで見る機会も多いので、わりと当たり前のことなんだけど、おそらく海外では「日本のゲームって何でこんなに狩猟採集してるんだろう」と思われてるんだろうな、と思う。もしくはそれはあくまでアイテムを購入したりするための手段として捉えられているのか。

そんなことを思うのは、私が生物部出身だからというのもあるだろうし、従姉妹の配偶者がフランス出身(日本語はぺらぺら)というのもあると思う。
彼は初対面の時、「いきなりで悪いんだけど、ファーブル昆虫記って読んだことある?」と聞いてきたのであった。もちろん読破済みだがなんだい藪から棒にと思ったのだが、話を聞くと、直前に配偶者である従姉妹に「日本人にとっていちばんなじみのあるフランスの本は星の王子様とファーブル昆虫記だ、特にファーブルはほとんどの子どもが読んでいる」と言われたから確認したかったらしい。彼は日本に来て初めてファーブル昆虫記を読んだとのこと。
「日本の虫は大きくて種類が多い、あとみんな結構普通に虫に詳しい」とのこと。
価値観の違いなんだろうなぁと思うが、昆虫採集は超マニアックな趣味らしいので、そういうお国柄の人から見ると「あつまれどうぶつの森」はかなり不思議要素のあるゲームなんだろうな、と思う。


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