東京の片隅から
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| 2018年04月11日(水) |
めぞん一刻もしくはハチクロ的幻想 |
シェアハウスビジネスで破綻した会社があるようだけど、みんな本当にビジネスになると思っていたのだろうか。 マスコミがたまたま絵面として面白いからシェアハウスを取り上げたのでさも需要があるように思わせられたのだろうけど、実際にはそんなうまい話はなかったわけだ。
自分が住んでいる場所は東京の端っこで、40年近く前に最初の開発がなされ、ここ10年くらいで第二次開発が進んだ地域だ。だから古い家は古く、新しい家は新しい。住民の年代も分かれている。 古いアパートや貸家はあちこちで借り手を募集していて、都営住宅も満室というわけではなさそうな気配。(建て替えのために敢えて新規入居者を入れていない可能性もあるが)それな築浅なら満室かというとそうでもない。通勤電車の高架から見えるマンションも、自宅の近所ではなくもっと街場になってもカーテンがなくがらんどうの部屋が散見される。借り手と貸し手の希望額の乖離があっての空き部屋もあろうけど、もうずいぶん前から住まいは過剰だという実感がある。 近所のアパートですら空いているここらへんでも、ここ数年シェアハウスが増えた。空き地にアパートの代わりに建つ例もあるけど、築浅で売りに出た建売(これも10年固定で金利が上がって払えなくなったのだろうかとゲスの勘ぐりをしたくなるような築年数である)に買い手がなく、取り壊して安い建材で建ててるなぁと思うとシェアハウスというパターンが多い。サイディングも最低グレード、雨戸もなく、庇もほとんどない、でも窓だけは沢山あり、エアコンの室外機とポストが壁にぎっしり。建った後も半分埋まっていれば御の字という具合である。まーさんが面白がって家賃を調べたのだが、敷金礼金が最初不要なだけでトータルではむしろ割高感のある家賃設定だったとのこと。結局初期費用が分割されているだけなんだろうなぁ。スマートフォンの料金と同じ。 猫付きとか家庭菜園付きとかシングルマザー限定とか何か強いかつニッチな売りがあれば別だけど、そうでなければ成立し得ないのだろう。 そりゃそうで、めぞん一刻だって管理人さんがいて住人がみんなコミュ力が高いからあれだけ楽しい(?)わけだ。ハチクロはみんな美術系の学生という共通点があるからライバルであっても尊重し合えるわけだ。 そうでなければ蒲田や寿町や山谷のドヤと変わりがない。
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