東京の片隅から
目次きのうあした


2018年02月24日(土) フィギュアスケート・女子シングル

ロシア勢二人はもう別次元で、金銀は堅い。そういう意味では今回はもはや順位に関係なく、自分のベストな演技が出来るかという状況だったと思う。ヤグディンプルシェンコ時代を思い出す・・・
男子もそうだけど、今回は比較的転倒が少なく、全体的に良かったのではないかなぁと。意地悪な言い方をすれば、開催国にメダルに絡みそうな有力選手がいないので、会場の雰囲気も比較的フラット、選手たちに必要以上のプレッシャーがかからないというのもあったかもしれない。

しかしザギトワ強し。
後半にジャンプを集めるのは賛否両論あるけど、あのプログラムに関して言えばドン・キホーテのキトリは正しい選択。バレエって基本的に最初ゆったり入ってどんどんテンポを上げて最後に大技決めてフィニッシュなんで、あの曲であの振付は非常に納得感があるものではある。勝つための作戦としては正しい。そして、取りこぼしせずちゃんとプログラムをこなす体力も驚嘆の一言に尽きる。
フリーレッグが美しいのも普段の鍛錬の賜物。どこかのテレビ番組の取材でちょこっと普段の練習風景が映っていたけど、スケートと同時にバレエも身体に叩き込んでるからこその美しさ。ロシアはバレエ大国だからね。

メドベージェワは故障前に比べると多少まだバタバタしてる印象があるけど、よくここまで持ち直したと思います。彼女は年齢的にたぶん北京は難しいと思うので金取らせて上げたかったなぁ・・・。

宮原も素晴らしかった。オズモンドは普段ぽろっとミスする選手だからワンチャンあるかも、と意地悪な考えも頭をよぎったけど、きちんとオリンピックにピークを合わせたのはすごいなぁと。

そういえば衣装のヴィットルールってどうなってるんだろう。一時のような半裸にスパンコールみたいな極端な衣装は減ったけど、今シーズンはスカート丈の短い人が多かったように思う。動きを考えると短い方がいいのだろうけど、立ったときに尻が完全に隠れるくらいの丈の方が見ていて美しい。
あと、ショートプログラムでパンツスタイルの選手が何人かいて、どれも彼女たちとプログラムに似合っていて素敵だった。

そういえば、素朴な疑問。男子のスケート靴は黒しか見ないし、女子はベージュも見たことあるけど基本的には白ばかり。色を変えたければカバーを掛ければいいんだけど、なぜだろうな、という疑問がある。


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