東京の片隅から
目次きのうあした


2016年12月21日(水) SMAP

用事があって、タワーレコードに寄った。

店内ではSMAPのベスト盤発売に合わせて特設コーナーが出来ており、過去のコンサートの映像も流れている。その前で足を止める人々。年代も性別もさまざまな人が、モニターを眺め、特集のpopを写真に撮り、ただ立ち尽くす。寂寥や愛惜がそこにあった。「国民的」とはまさにこのことだろうと思う。
彼ら、そして周囲の人は、そのことに気づかなかったのだろうか。春が永すぎて麻痺したのか。知っていて敢えて目をつぶったのか。

他のどのグループにも埋められない巨大な穴が空いてしまったのだ、とつくづく思う。


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