東京の片隅から
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学生時代に歌った歌を不意に聴きたくなってYouTubeで検索。タイトルはうろ覚えだったが作曲者の名前から無事発掘。 ミッションスクールに通っていたのでクリスマスの学年合唱で歌ったのだが、無伴奏なので音をあわせるのがえらく難しく、ブレイクの後まるまる1音下がってしまい、正確な音を出した少数派(自分も含め合唱・ピアノ経験者)のほうが何だか悪いふうになってしまった記憶がある。 結局その後もブレイクのたびに音はどんどん下がり続け、そちらにあわせざるを得ないがどうにも歌っていて気持ち悪いという、非常に後味の悪い曲だった。 (ちなみに卒業時に在学中のクリスマス礼拝に歌った合唱をカセットテープにまとめたものをもらったのだが、聞いてみてやっぱりorzになるくらい黒歴史で、そのまま封印した)
曲はコダーイの「天使と羊飼い」。中学生合唱コンクールの課題曲になったらしく、いくつか音源がアップされている。 もちろんYouTubeにアップされているのはちゃんとした歌で、難しい和音もあるにはあるが綺麗に歌っている。懐かしいな、でも自分で歌う快感に比べるとただ聴くのはつまらないな、と思う。 そのまま卒業式で歌ったヘンデルのメサイヤ「worthy is the lamb」と「amen」も検索。うん、この和音ですよ。 側で聴いていたまーさんが「・・・そういうのを普通に聴くんだ」と言っていたが、そうですよ、私は20歳過ぎまでほとんどクラシック音楽だけで(いや遊佐美森とか細野晴臣とかenyaはあるけど)育ってきたんだよ。 あ、リヒテルの「展覧会の絵」聴きたいな、と検索したら出てきた。でもこれは自分が中学の時ラジオから落としたやつじゃないな。今聴いているのは軽やかだけど自分が落としたのはもっとテンポが遅かったしミスタッチもあった気がする。でもそれでもラジオ越しに落とされる雷。思わず背筋が伸び、崩していた足を直す、そんな音だった。あれは13か14の私だったからそう感じたんだろう。 今もノートパソコンのスピーカー越しに音の粒子が降り注ぐ。耳の中で瞼の裏で光の粒が炭酸の泡のようにはじける。
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