東京の片隅から
目次|きのう|あした
夕方から有楽町へ。 三省堂書店で吉野朔実「period」5巻を買い、伊東屋で会社用のクリスマスカードを買い、キラリトの貴和製作所で丸カンを買う。 キラリトは初めて行ったのだが、いやぁ居心地悪いったら(苦笑)若いお嬢さん向けのバッグや宝飾品のお店ばかりで(パンケーキ屋さんもあった)、そういうものに縁がなかった自分はなんというか非常に場違いな印象。
そのあと、東京フィルメックスで蔡明亮の「西遊」を見た。 蔡明亮は去年「郊遊」で引退宣言しているので「映像作品」という扱いなのかもしれないけど、上映後のQ&Aで監督自身が「電影」って言ってたし、実質は映画だと思う(笑) 内容としては李康生が僧侶の格好をして街を非常にゆっくり歩いているだけ、なのだけど、周囲のリアクションとかが面白い。後ろで真似をする人が出たときは「ガラスの仮面」を思い出した(笑・マヤがオーディションでこういうのやったなぁと・・・) ロングショットだとどこにシャオカンがいるのかわからない。見ているこちらの気分は「ウォーリーをさがせ」。 最後のシーンで鏡張りの天井越しに逆さまに広場を映していて、画面中央がゆらりと揺れる。すわ睡魔襲来か、と思ったらそうではなく、広場中央にいる大道芸人(?)が大きなシャボン玉を作っているらしかった。人が入れそうなシャボン玉ができ、揺らめきながら風に乗って流れる。それが鏡に映るとまるでタイムワープのホールができたかのように景色が揺らぎ、ますます非現実感が増す。 時間の流れが速すぎる社会に対しての異議申し立てというか、時間そのものを感じてほしいのが監督の意図らしいので、不条理作品が好きな人は面白いかな。
上映終了後のQ&A、監督は去年のフィルメックスでも見たが、李康生は初めて。何というか時間の流れが違う人だなぁと・・・。ステージ上で椅子にゆったり座っている姿が印象的だった。
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