東京の片隅から
目次|きのう|あした
実家から電話がかかってきて、今月か来月に立ち退きが決まったとのこと。 実家に置きっぱなしのあれこれを取りに行く。 映画パンフレットや、アルバム、画材など。 油絵のキャンバスは処分してもらう。 高校時代のものはずいぶん前に処分していたが、まだ大学時代のものがずいぶん残っていて、まぁずいぶんマメに描いたなぁと。そしてずいぶんお金をつぎ込んでいた模様(苦笑)。 しかし下手さに頭痛がする。やっぱり自分には才能がないんだな。 大学生後半に描いたものはまだちょっとはマシ。
叔母たちも来て、みんなで食事をし、ガランとした家の中を写真で撮って回る。 家具など余計なものがなくなったからわかるんだけど、商家だったからあちこちに鉄骨が入っていて、だからこそ60年なんとか保ったんだけど、流石に躯体がもう限界。
近所の家もどんどん引っ越しの準備をしていて、不要品が玄関先に出してあったり、建具を取り外していたり。 再開発計画自体が20年延び延びになっていて(実際は私が生まれた頃から計画自体は存在していたそうだが)、その間にすっかり疲弊してしまった地域は、もう元には戻らないだろう。 両親も、再開発が終わったここには戻らない。 タワーマンションになってしまったら、元の住民は管理費を払えないのだ。 誰のための再開発なんだろう。 ちょっと気分重く実家を辞去する。
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