東京の片隅から
目次きのうあした


2000年11月04日(土) なかなか片付かない

起きたら昼。オヤジ殿がパンを買ってきていた。しかも焼き立て。感謝。

午後は物置きの整理。学生の頃に読んでいた漫画が出てくる出てくる(苦笑)。雑誌は処分するのでビニールひもで束ねる、のだが、ついつい読んでしまって作業が遅れる。
よく、その時代に読んでいた雑誌をもう一度読み返すとその時代の自分にフィードバックするとかいうけど、それは私にはない。その当時は面白かったけど今はさほどでもない、という本ならあるが。
しまった時は惜しくて捨てられなかったのだが、実際今になると、何度も読む漫画って意外と少ない。私の場合は萩尾望都と吉野朔実、永野護だろうか。もう古本屋に持っていくもの、読まないけどまだ処分できないもの、ずっと読むものの3つにおおまかにわける。そのうち古本屋に持っていこう。
結局今日は物置きの入り口しか手をつけられなかった。まだまだ奥には腐海がある(爆)。ぼちぼちやっていければいい。

いつになるかわからないけど、今の家は再開発でなくなってしまうのだ。その時点で私の故郷は消滅する。バブル期の地上げや母校(小学校)の廃校なんかでもう半分なくなっているようなものだ。時はまだ分からないが、リミットは確実に存在する。その時になって慌てないように、少しずついろんなものを処分している。・・・って書くと死期が近いみたいだよなあ(苦笑)。
でもコンクリートの家と住宅地が苦手な私にとって、今の商店街のまん中&古い木造の家、というのは非常に居心地がよい。
雨は漏るしゴキブリは幾ら退治しても出てくるし起きたらネズミが枕元にいたこともあるし(笑・これは向こうもびっくりしていた)夏は涼しいけど冬は外と同じ気温だし夜中も酔っ払いは通るし、まぁいろいろだけど、やっぱりこの場所・この環境が気に入っている。

夜、ニュースを見ていたらギリシャで日本人観光客が乗ったバスがバスジャックされたらしい。ツアー参加者名簿を読みあげるんだけど、女性と「主婦」が圧倒的に多い。逞しいなあと思うと同時に「だんなさんはこんなところで奥さんの名前が出ちゃうなんて思わなかったろうなあ」という感想も。
取材で答えていた外務省の邦人保護室?の課長さん?が、いかにもせっかくの休みを引きずり出されましたっていう感じのよれよれのポロシャツ&カーディガン&くしゃくしゃの頭と「せっかくの連休を潰しやがって」という雰囲気が笑いを呼びつつも気の毒。


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