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2003年08月13日(水)
♪『第10回世界バレエ・フェスティバル』BBSより

以下、BBSからの拾い文。観た直後の感想なので一応保護しました(笑)

「ガラ」のプログラムとフェス・チケット


 ◆世界バレエ・フェスAプロ

「バレエ・フェス」Aプロ見てきました。 全体的には、地味な感じでしたが、色々楽しんで見ました。

特に「アダージェット」は、深い作品でもあるし、他のものとは比べられないほど、ズッシリ胸に迫ってきました。ホントしばらく引きずってしまいそう。
やはりナマはいいですね。再び上演してくれた事に感謝です。
まだ音楽が鳴っている〜

あと、感じた事は、好みの分かれる作品・ダンサーが多かった気がします。凄い拍手をもらったダンサーでも何だかちょっとなぁと思ったり、「いいわぁ」と思ったダンサーにブラヴォーが少なかったり…。
フェスはテクニックの優れた人が人気出てしまうのかなぁ…。

個人的にはやはり何といっても「アダージェット」が一番。「ジゼル」「優しい嘘」「バヤデール」素晴らしかった。ヴィシ「マノン」はひたすら色っぽい。「イン・ザ・ミドル〜」もパリオペとは違って面白かったし「チャイコ」は圧巻で楽しかった。「エスメ」も品が良くて好き。
他のは良かったとは思いつつも“感動”までには至らなかったかな。
「このダンサーには、他の演目を踊って欲しかった」と思ってしまったものも多少ありましたね。


 ◆フェス(Aプロ)最終日

この前に引き続き、「バレエ・フェス」Aプロ最終日に行って参りました。
かんかん照りの暑いさなか出かけましたが、ホールは前回暑かったのに、この日は冷房がきいていて気持ちよく観劇できました。

プログラムの順番が前回と変わった事と、ダンサー達も演目が慣れてきたのか、前に観た時よりも皆さん素晴らしさが増して、断然盛り上がった気がしました。

今日、印象的だったのは、やっぱりジルの「アダージェット」。これはもう泣きそうになりましたね。何度でも見たい!!
それとオレリー&ルグリの「シルヴィア」、オレリーの女優ぶりが良かった。前は地味でピンとこなかったのですが、今日は出来がさらに良かったようで、大声援を受けてました。
「エスメラルダ」もやっぱり素晴らしい。順番も少し後になって観客がノッてきたところで登場!! スタイルに見惚れます。
「優しい嘘」も相変わらず凄かったし、「バヤデール」も丁寧&迫力で素敵でした。
「ロメ&ジュリ」も前よりだいぶ雰囲気出てきたし、やっぱり公演を重ねると、後の方が全体に良くなるのかな? いつもそんな気がする...
前回は何だか物足りなかったのに、今日は満足できました!!

席位置でも印象が変わる感じ。オケの音やスピーカー音は、前よりは少し下がった方が良いのね...。


 ◆世界バレエ・フェス特別全幕プロ『ドン・キ』

会場に向う頃はどしゃ降りの大雨。
電車も運行停止になった線があったらしく、開演時間が少し遅れました。
しかーし、公演の方は、もう大盛り上がりで、本当に観て良かったですね。

『ドン・キホーテ』って、踊りが楽しくて幸せな気分になりますし、ゲスト&東バ出演者が予想以上に大健闘でしたよ。見終った満足感はやはり全幕ならではかも…。
ステパネンコは気風のいい可愛さがあって素晴らしかったし、ウヴァーロフもキュートな面が見れて大満足。カーテンコールでもお茶目でした。
絶対ファンが増えたな...

“熱さ”で語るとすれば、ウヴァ以上にノリが良くてキレまくっていたのは高岸さん。カッコよすぎのエスパーダ役で大活躍でした。
メルセデスの遠藤さんも、女性陣の中では特に魅力的で良かった。
東バ版「ドン・キ」はエスパーダとメルセデス役は最初から最後まで登場していました。酒場では勿論、大道の踊り子とファンダンゴも踊ります。好きなダンサーが踊ってくれると嬉しいね。

キューピッドの武田さんもすごく可愛かった。
斎藤さんのジプシーは、ウェットでエキセントリック過ぎて違和感があったかな。
あと、1幕に出ていた子供達(かなり小さい子も…)の、邪魔な動きが目に付いてしまった。子供人数多すぎでない? 

休憩が1回だけというのも私には嬉しい。その方がテンション的にもいいと思う。
客席には沢山のフェス出演ダンサーも観に来ていたようだけど、私はフィーリンとアレクサンドロワしか見かけませんでした。(お客は写真撮ってたぞ〜 いいの?)
でも目の保養をしましたわ。顔が小さくてきれいだった。

公演全体に満足できて、いい気分のまま帰宅しました。


 ◆ バレエ・フェス「Bプロ」

Aプロでは、ダンサーの演目チョイスが、微妙にはずしてあった感じがしましたが、Bプロは、大体が観たかった演目を踊ってくれたので、こちらの方が見応えあったかな?
良かったものが多くて、本当に楽しめました。でもちょっと席が遠かった。
以下簡単に一言感想…

Aプロでは、最後だったのにBプロは一番最初のコホウトヴァ組、「海賊」メドーラの衣装が素敵だった。ウルレザーガの指先が気になる。

「小さな死」のオレリー&ルグリは大変美しかったし、詩的で感動しました。出番早すぎじゃない?

「白鳥の湖」黒鳥のパ・ド・ドゥ、ローホは前より演技していたけど、どうしても私は苦手。カレーニョは前回同様素晴らしかった。

「シルフィード」アレクサンドロワ&フィーリン。彼のブルノンヴィルは必見。マラーホフのグループ公演の時ほど、完璧ではなかったけど、得意な役であることは確か。

「夏」ホジキンソンさんはこの作品でもすごく良かった。ボッレってハンサムすぎ!!(笑)

「レ・ブルジョワ」のバランキエヴィッチにはまいりました。魅力も充分で楽しかった。ユニークで超絶。この作品もD・シムキンさんが踊ったのを以前観ましたが、雰囲気が違ってこの方ヴァージョンは明るめな感じ。

「ライモンダ」ステパネンコ&ウヴァーロフ組みは、一般的に上演するパターンの構成ではなかった。(でも3幕だよね?)一部音楽が〜 あっちの方が好きなんだけどなぁ〜 ライモンダのソロは格調高いので難しいですね。 ウヴァ、いつも通り良かった。

「パキータ」華やかな演目も見たかったのでうれしい。マルティネスはいい味出してるなぁ。ルテステュも期待どおり。

「葉は色あせて」これは全編がみたい。音楽がすごく切なくなる。フェリは踊りだけ見るより表情を見るとさすがと思わせる。ゴメスはこれだけの為に来たの?もったいない…。

「ロメオとジュリエット」寝室のパ・ド・ドゥ、これはノイマイヤーの作品。男性のリアブコの方がアッツォーニより切なげに見える。この版初めて見ました。必見。

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」ヴィシニョーワはこの作品を踊る女性ダンサーの中で、私は一番上手な方だと思います。音楽的ですし。でもダイブは遠慮していたかも。マラーホフは昨日の『ジゼル』疲れだと思いたい。相変わらずラインがきれいだけど、あの踊りはショック! ピルエットも2・3回転位しか回らないし、全体にも重かった。以前と比べてもしょうがないけど…。

「イン・ザ・ミドル〜」アマトリアン&フォーゲル組。先日「ジゼル」を踊った組とは思えないほど、別の魅力を見せていました。やる気満々の「イン・ザ・ミドル」だったなぁ。柔らかくてスピード感に溢れていたし、もうー素晴らしいであります!!

「マノン」沼地のパ・ド・ドゥ。ギエム&ル・リッシュのこの演技を見て、私は泣きそうになりました。表現の深さにも脱帽。

「ヨカナーン」世界初演 R・シュトラウスのオリエンタル風な音楽がいい。ジルは独自の世界を表現することが、天才的で突出している。観客は見入るのみ! 舞台奥の右手側、ビアズリーの「サロメ」のための挿絵(クライマックス)という絵に注目!

「ドン・キホーテ」コジョカル&コレーラ組。最後に相応しく盛り上げてくれました。コジョカルはバランス系は余裕だし、可憐でいいなあ。コレーラも客席を楽しませようと頑張ってくれました。以前は力みがイヤだったけど、何だかほほえましくなっちゃった。


 ◆ バレエフェス『ガラ』

「ガラ」に行ってきました。
いきなり入り口で、資生堂の《ZEN》という香水を配られました。今日は仕事を休んだにも関わらず、遅刻ぎみになってしまい、着席と同時に暗くなりました。あせった〜
全体的に現代・創作もの&ネオクラシックが多く、プティパは4作品にとどまってました。うん、ちょうどいいバランス。

私が気に入ったのは、フェリ&バランキエヴィッチ「じゃじゃ馬馴らし」。
フェリは今まで見た中でやっと本領発揮というか、やっぱり演技力は飛びぬけていると感心。いいね〜
バランキエヴィッチは今回の「フェス」全体の中で、見るたび楽しみになるというか、チャーミングだし、ユーモアも溢れているし、踊りのスケールも大きくて、特に気に入ってしまいました。

「太陽に降り注ぐ雪のように」のアマトリアン&フォーゲルのユーモアと身体能力の高さ。この二人も全体をとおして大変気に入りました。表現力、柔らかさと強さもあるし良いダンサーですね。
「マーラー交響曲第3番」アッツォーニ&リアブコの幸福感に包まれた世界にも魅了されました。ルグリの「エンジェル」も良かったな。

ギエム&ル・リッシュ出演のエック振付「アパルトマン」もとっても面白かった。
この何日間で改めてお二人の素晴らしさを再認識してしまいました。
正直、今まではギエムに対し凄いなぁとは思っていても、好きという訳ではなかった気がします。今ごろ思うのもなんですが、今の自分、そして良いものを見せようという姿勢の真面目さが、とても好ましく感じられてきました。

ヴィシニョーワのジュリエットは「マノン」と役作りがあまり変わらなかったのが不満。
清らかさより、何しろ色っぽく見えちゃうのよね…。
初めて恋を知った少女にはちょっと見えなかったなぁ…。
そう考えると、フェリの演技力はやっぱり凄いと思えちゃう。少女にも娼婦にもちゃんと見えるもの…。

あと、今回アニエス・ルテステュが高熱の為、「ドリーブ組曲」のアダージオだけの出演になり、出演順序も急遽変わりました。明日は大丈夫かな。無理せず休養して欲しいですが、明日来る人は絶対見たいだろうな。

おまけのパフォーマンス無しはガッカリ。(←手ぬぐいすら貰えぬひがみです)
もしかしたらまだやってくれるのでは、と幕が開くのを待っちゃった。
抽選時間があったのなら見せてくれ〜〜