ヒトリゴト partIII
 Moritty



4次元世界

2004年03月03日(水)



最近、とても悲しい気持ちになることが多くて日記を書けないでいたのだけど、悲しい気持ちになりながらも、くだらないことを考えていたりした。

今、私は3次元世界の存在であり、時間軸はどんなに頑張っても移動することができない。でも、4次元世界に存在したならば、まるで私たちがA地点からB地点、B地点からA地点に空間を移動するがごとく時間軸を移動することがができる。3次元世界では、時間という概念からすると、我々の意思に関係なく未来という一方向にしか進めない、なんだか回転寿司の皿みたいな存在だ。例えば、私の心臓が止まって、呼吸も止まったら、この世界では「死んだ」と言うことになり、焼かれて炭化して違うものになってしまうのだろうが、時間を複数方向に移動することができる世界(=4次元世界)では、時間軸を少し移動すれば、今の形を留めた「死んでいない」私はそこに存在しているのだ。「観測できない」ことは「存在しない」こととは別の概念なのである。そう考えると、4次元世界では、死ぬことは眠ることと同じくらい普通のことで、3次元にいる我々にしてみれば、恐ろしいほどに自由な世界なのだ。

・・・でも、いくらそんなことを空想してみたって、私は3次元にいるわけで、時間の流れには逆らえない。私には未来しかないのである。

(写真:空、霞ヶ関、千代田区、東京)

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