ヒトリゴト partIII
 Moritty



とうとう…

2003年03月18日(火)

戦争になりそうな気配。やれやれ…

今回の戦争は、やはりフランスの立ち回りに原因があるように思う。一般的に戦争に「No」というのは正しいと思うし、みんながアメリカになったらそれは恐ろしいことだし、アメリカを弁護する気なんて毛頭ない。日本は賛成してるけど、憲法との問題もあろうし、それはそれで議論があると思う。だけど、フランスの「敵を入れ違えている」のは論外だ。みんなでイラクを脅して、「やっちゃうぞやっちゃうぞ」といいながら、やらないで追いつめる方法だってあったはずなのに。それの手助けをするどころか、国際的に何の力もなく貢献もしていないアフリカと、無理矢理数合わせをするなんて。フランスの反アングロサクソン意識もここまでなのかと驚いた。まさか百年戦争の恨みじゃないだろうけど。(でも、ジャンヌ・ダルクが火焙りにされたのはちょっと許せないかも。)

私は基本的にフランスそしてフランス人(そしてフランスワイン)が好きなのだけど、彼らは時として恐ろしいほどジコチューになる。何年前だったか覚えていないが、タヒチ沖で核爆弾の実験をした時だってそうだった。そのとき、私はたまたまフランスの会社で働いていて、フランス人の上司と核実験の可否について話したのだが、とてもフランス人らしい意見だった。「え、何が悪いの?安全は確認しているし、中国だってやってるじゃん。誰にも迷惑はかけていないと思うけど?」といった調子だった。「安全っていうなら、フランス本土でやれば?」って喉元まででかかったけれど、クビになりたくなかったからやめた。今回だって、拒否権を利用するというのは彼らの私腹のためとしか思えない。方法論は別として世界が今どうすべきなのか、その空気を全く無視している。

なんだか無性に腹が立ってきたぞ。


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