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■■ しゃぼん玉
2003年02月02日(日)
時々、ある音楽のフレーズが頭の中をリフレインして止まらなくなることがある。それは、CMの音楽だったり、ドラマの主題歌だったり色々だけど、全く関係ない状況で無意識に口ずさんだりしてしまうので、結構わずらわしい。昨日の晩から、「しゃぼん玉」の歌が頭を離れずに困っている。しゃぼん玉とんだ 屋根までとんだ 屋根までとんで こわれて消えた、っていうあれだ。
そう言えば、小さい頃よくしゃぼん玉を飛ばして遊んだ。縁日でシャボン玉を作るプラスチックのおもちゃを買ってもらって、おばあちゃんと縁側で飛ばした。風のない日はかなり高いところまで上がっていくので、どこまで飛んでいくかと夢中になって飛ばした。しゃぼん玉の歌をおばあちゃんと一緒に歌ったのを覚えている。
つい最近、「しゃぼん玉」がとても悲しい歌だと知った。しゃぼん玉の作者は、生まれてすぐに亡くなった自分の子供を想ってこの詩を書いたのだという。そんなことを知らない私は、無邪気に歌っていたけれど、子供心になんとなく哀愁の漂う歌だとは感じていた。もちろん、当時「哀愁」などと言う言葉は知らなかったけど。確か、この歌の二番はこんなだった。「しゃぼん玉 消えた とばずに消えた 生まれてすぐに とばずに消えた」 世の中、いろんな人のいろんな思いが、いろんなかたちになっている。目に見えるものだけを見ていたら、きっと世の中のものの半分しか見てないことになるのかもしれないな。
昨晩のコロンビアの事故のニュースはショックだった。ありきたりの感想だけど、たくさんの夢がはじけてとんだような喪失感を感じた。ニュースで、亡くなった乗組員のひとり、イラン・ラモンさんの息子が、発射前にインタビューに答えている様子が流れていた。「パパがスペースシャトルに乗るの、怖くない?」「ううん。パパが怖くないんだもの、僕だって怖くないよ」なんだか泣けてしまう。
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