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そうか、名古屋って喫茶文化の街だったんだ。
雑貨店で手にして、これも即決した 大人向けのタウン誌(と呼んで良いのだろうか)、『なごやに暮らす』。 表紙の色柄で一冊選んだのは、第10号。
奥付を見ると、7号まではバックナンバーの在庫がないそう。 この雑誌を置いているお店のリストもある。 全部まわると、面白いだろうなぁ。 どのお店も洒落ていそうだし、 これを持って行けば、すでに仲間? もちろん、名古屋が一番多いけど、けっこう各地に散らばっている。
20センチより少し小さい真四角サイズ。 表紙は二色刷りで、昔風。 本文も別の色で二色刷り。 少しざわざわした風合いの紙。 見返しがまた別の一色刷りで、全体のバランスがとてもきれい。 バックナンバーを並べると、どんなにか映えるのだろう。 広告収入はあまりなさそうだけど、 ほぼ50ページで定価892円だから、バランスを取っている。
版元のles deuxについて、書いてあった。 フランス語で「2つ」という意味で、 イラストレーターの松尾ミユキさんと、 les petit marcheというお店の店主である滝村美穂子さんの ユニットなのだと。 ということは、女性二人が編集発行しているって ことなのだろう。 記事にはこのお店の、パリの蚤の市買い付け日記も登場する。
そして、新しいカフェだけでなくて、 名前を聞いただけで時代をほうふつとさせる 喫茶店の数々。 いまだに私の生活には、「ここ」という一店がないのだけれど。 喫茶にこだわらなければ、近所にあるマクロビオティックの お店がそういう感じかも。
そんな生活をしているけれど、読んでいると なんだか、大人である(と言われる年齢である)ことが うれしくなってくる。
そして、ちょっと、なごやに行ってみたくなる。
万博も、やってるし、ね。
(マーズ)
『なごやに暮らす』出版社:les deux2005
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管理者:お天気猫や
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