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当たり前のことかもしれないけれど、 「良書」というのは、その本に触れた者の、 いちばん、良いところを引き出してくれるんだなあ、 という、実感。
最近では、梨木香歩さんの「家守綺譚」と、 書評を書くところまで昇華できていないので、 じっと、熟成(笑・単に遅筆)を待っているところである、 同じ梨木香歩さんの、「村田エフェンディ滞土録」 深いところにまで、生きているということの陰影のせつなさ、 はかなさが届いてくるようで、 それをきちんと言い表せる、自分の言葉を探しています。
須賀敦子さんの「ヴェネツィアの宿」については、 先日、感想をまとめましたが、 美しい文章、含みのある豊かな描写などの 言葉の力に、深く打たれました。 須賀さんが訳した「インド夜想曲」を開くのが、 とても楽しみです。
良い本を読むと、 良い文章が、書けているような気がします。(※本人比 ^^) もっともっと良い本を読めば、 今よりずっと、「誰か」に深く伝わっていく、 文章が書けるような気がするのです。
先日、同僚と話していて。 彼女は、私がこんなネット活動をしていることは知らないので、 「ブログとかもはやっているけど、 別に何か聞いて欲しいこともないし、 情報を発信したいわけでもないから、 全然興味ない。」 というようなことを言ったのでした。 そんなことを聞きながら、 何故、こんなことを続けていくのかという、 私の結論は、結局、「伝えたいことがある」につきるのでしょう。 それが、私の探しているものなのでしょう。
急に、良書を積ん読(!)し始めました。
・「インド夜想曲」
・「ウォーターランド」
・「クジラの島の少女」
・「タートルムーン」
翻訳物ばかりなのですが、 読み終わったとき、自分が見つけるであろう、 「伝えたいこと」の存在に、わくわくしています。 (シィアル)
2002年01月11日(金) ☆本をどこで買いますか?(その2)
2001年01月11日(木) ☆児童書の翻訳
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管理者:お天気猫や
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