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このPop-Up絵本は、 "On the first day of Cristmas"から "On the twelfth day of Cristmas"までの 恋人からの贈り物が美しい切り絵で綴られています。
「クリスマスの12日」は、 (私は知りませんでしたが) 古くからある有名なクリスマスソングで、 もとは、キリスト教(英国教会)の若い信者たちが教義を学ぶために、 イギリスで書かれた歌(教義問答歌)のようです。
ロバート・サブダは、その詩にあわせて、
まるで魔術か神業かのように、
真っ白な紙できっぱりと美しい世界を創り出しています。
一日目は「ヤマウズラ」
二日目は「二羽のキジバト」
三日目は「三羽の雌鳥」
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十二日目は…
と、それぞれの贈り物がPop Upします。
特に七日目の「七羽の白鳥」のすばらしいこと。
スノーボールのデザインで、本物のように雪までちらつきます。
どのページもロバート・サブダの造形の見事さに
ただただ見とれるばかりですが、
この歌にはそれぞれ、キリスト教の意味するところがあるそうです。
贈り主である「恋人(My true love)」はもちろん「神」であり、
贈り物を受ける「私」は「洗礼を受けた信者」
贈り物の数々は、たとえば、
「二羽のキジバト」が意味しているのは
「旧約・新約聖書」であるとか、
どの贈り物もいろいろと深い意味があるようです。
興味のある方はこちら。
『Catholic Information Network (CIN) 』(英語サイト)
ORIGIN OF "THE TWELVE DAYS OF CHRISTMAS"
http://www.cin.org/twelvday.html
そうそう。
クリスマスソングですから、曲もあります。
目だけではなく、耳でも楽しみたい方は、
こちらにどうぞ。
『Songs of the Season』(英語サイト)
The Twelve Days of Christmas
http://www.night.net/christmas/12-days-txt.html
ところで、魔術師ロバート・サブダの本ですが、 日本語訳が出ているものもあります。 『ナイト・ビフォー・クリスマス』や『クリスマス・アルファベット』です。 この『クリスマスの12日』も大日本絵画から 日本語版が出ているのですが、在庫切れのようです。(シィアル)
『The 12Days of Christmas』 著者:Robert Sabuda / 出版社:Simon & Schuster
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管理者:お天気猫や
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