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来る2003年4月7日。
誰が生まれる日か御存知ですか?
小さな体に強い機械の力と電子頭脳、正義の心を持った優しいロボット、
我らが永遠の友達、「鉄腕アトム」の誕生した日です。
1952年に連載が開始された少年漫画は、当時からすればずっと未来の、
機械技術が進歩した21世紀の日本を舞台にしていました。
小さい頃アトムのマンガが大好きだった私は、漫画の中で紹介される
「ロボット技術の歴史」を現実の年代と比べながら、
「今ならこの超小型電子頭脳はもう発明されていないといけないのに、
現実にはまだ出来ていない、どうしよう、アトムは出来ないのかも」
と心配しておりました。
そしてあっというまに、あの遠く思えた21世紀に私達は来てしまいました。
「アトムの誕生日」を記念して、数々の手塚漫画の出版特集はもちろん、
新作テレビアニメとして明日4月6日(日)朝9:00から
「アストロ・ボーイ 鉄腕アトム」(フジ系)が始まり、
ハリウッドでも映画「アストロボーイ」の制作が始まっています。
ところで、おそらく世界一有名な「ロボット」アトムを通じて、様々な角度から
日本特有の「ロボット文化」が語られています。
欧米では違和感や恐怖を与える存在である「ロボット」がなぜ日本では人間の
友達なのか。自らの姿を似せて創造物を造るのは神にだけ許された行為である
キリスト教圏と、無生物にも魂を感じるアニミズムを持つ日本の違いなのか。
等等。
もっと猫や的な答えは、我々の「夢の図書館」の得意ジャンル(いつから・笑)
の一つである「おもちゃ文学(命名・担当:マーズ)」の中にあります。
そう、可愛い少年の姿をした機械人形アトムは子供達にとって、労働力としての
「ロボット」としてよりも、大好きな遊び相手としての「おもちゃ人形」
なのです。そしてアトムと一緒に育った子供達は、姿が人間に似ていなくても
アトムの仲間達であるロボットの事を、友達として愛する事ができるのでした。
(ナルシア)
2002年04月05日(金) 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
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管理者:お天気猫や
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