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100円ショップの本に「ミニミニ辞典シリーズ」
というのがあるが、ついつい2冊買ってきた。
現在、20冊は出ているようである。
買わないけど、全部買っても2000円(税別)。
私にとって辞書は、どれだけ持っていても多すぎない
アイテムのはずが、実はあんまり持ってないし、
このごろではたいていPCのなかに入れた広辞苑とか英語の辞典で
用を足してしまっている。
それでまにあわなければネットで検索してしまうから、
ゆったり物思いにふけりつつ辞書の薄いページを
繰る、という仕事からの逃避行動はあまり起こらない。
他に逃げる道はいくらでも転がっているから、
仕事自体は進まないのだが、そこはそれ。
で、買ったのは、「四字熟語辞典」と
「世界の名言名句」の2冊。
世界の名言というと、数年前に3800円を投じて買った本を
持っている。ぶあつい。一度だけ仕事で使った。
それはそれでもちろんありがたい内容なのだが、
100円の本には、原典(英語と、一部漢文)が並べて
紹介されている名言があるのは、小回りが効いていて、
今回はそこに惹かれて買ってしまった。
「四字熟語」に関して面白いのは、
一部の言葉に英訳がついていること。
たとえば、『以心伝心』は『テレパシー』でもある、
という不思議。
「何を笑うかによって、その人の人柄がわかる。」(パニョル)
(/引用)
ちなみに、どちらも数の弱点には触れていない。
だから、掲載されている言葉の総数は不明。
100円辞書に求められるものを考えても、紙の厚さからも、
一般の辞書には遠く及ばないが、それでも200ページ近くある。
文字が大きいのは、規制を逆手に取った、
読者への配慮でもあるのだろうか。
用途によっては、多ければいいというものでもない。
100円で、ねぇ。
という驚き。
誰にでも手に入る100円辞書のページを
次々とめくっては、これも知らない、あれも知らないと、
己れの無知への驚きもまた、前者を凌いでいる。
(マーズ)
2002年03月06日(水) 『指輪物語』(その3)
2001年03月06日(火) 『クリスマスに少女は還る』 その(2)
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管理者:お天気猫や
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