HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館

夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年07月04日(木) --

TOP:夢の図書館新館全ての本

「ニューヨークの恋人」(その2)

☆Kate&Leopoldが出会う街。

映画を観る前に、ノベライズを読むというのは、
シィアルもこの本の紹介で書いていたように、
ちょっと抵抗があった。
しかも、読まないと細部がわからないような
マニアックな筋書きでもない。
とはいえ。
これがタイムスリップロマンスものであるからには(笑)、
やはり読まねば問屋が卸さない。

時は1876年。
公爵家とは名ばかり、時代の流れで零落した名家の跡取レオポルドは、
イギリスからニューヨークへ花嫁探しにやってくる。
アメリカの成金娘と結婚すれば、
お互いにないものを補いあえるから。
レオポルドはそんな結婚に逆らい続けてきた。
30を過ぎても独身貴族でいたのは、
そういう取引のためではなかったのだ。

そして、現代のキャリアウーマン、
広告会社のマーケティング部に勤める
ケイトもまた、恋愛に恵まれない30代。
そんなふたりが、運命的なタイムスリップを介して
出会い、恋に落ち、障害を排してハッピーエンドになる。
筋としてはそれですべて。

メグ・ライアンのしぐさや笑顔を思い浮かべながら
読めるので、ノベライズのほうではケイトに親近感を
感じてしまった。
主人公が30代なのにもかかわらず、
純粋に愛せる相手を求めて妥協せずにいられるのは、
どんなに夢の物語だとわかっていても、いさぎよく、
励まされる気がする。
映像では(観る予定である)、レオポルドとケイトの掛け合いも
かなり面白そうである。なんせ、格好からしてコスプレなのだから。
彼が女性モニターたちを悩殺してしまう
ダイエットマーガリンのCM、どんなだろう(笑)

そういう男女が出会う街として、
世界中でもっとも市民権があるのは、やっぱりニューヨーク!
ほとんど映画でしか知らないこの街を、
また映画で観るのが楽しみである。
昨年の悲劇以前の街の姿も、
125年前の、街の姿も。

映画を観たら、また報告することになりそうだ。
(マーズ)



「ニューヨークの恋人」 脚本:ジェームズ・マンゴールド、スティーブン・ロジャース / 編訳:池谷津代 / 出版社:竹書房文庫

2001年07月04日(水) 『椰子・椰子』(1)

>> 前の本蔵書一覧 (TOP Page)次の本 <<


ご感想をどうぞ。



Myエンピツ追加

管理者:お天気猫や
お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]

Copyright (C) otenkinekoya 1998-2006 All rights reserved.