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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年06月24日(月) --

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『映画は予告篇が面白い』

☆映画が好きな人にオススメ。

最近、映画に行くことが多くなりました。 「忙しい。忙しい。」と毎日がどたばた過ぎていきますが、 忙しくて疲れているときこそ、オンとオフのスイッチの切り替え、 ちょうどいい気分転換になります。

映画館での楽しみは、もちろん、大きな画面と音響を堪能すること。 あるいは、周りの人の反応をこっそり伺うこと(笑)。 それ以外には、本編を見に行ってるのだけど、 「予告編」を見ることも、映画館に行く楽しみの一つ。 そのときに見た予告編に釣られて、 また映画館に足を運ぶこともよくあります。

しかし! 時には、予告編はあんなに面白かったのに どうして、本編がこんなに面白くないのか。 あるいは。 予告編では、確かに、ロマンチックな恋愛ものだったはずなのに、 実際に見てみると、ロマンスも吹っ飛ぶコミカルなホラーだった! (↑ 実話。『ハムナプトラ』) こんな風に、いざ映画館に足を運んでみると、 予告編の印象と全然違う映画もあります。 この本では、その辺のからくりも、ちゃんと教えてくれます。

偶然でしたが、 以前にテレビで、『ノッティングヒルの恋人』の 予告編制作の裏話を紹介していたのを見たことがあります。 コメディ路線で紹介されているアメリカ版の予告編と ロマンチックなラブストーリーとして紹介されている日本編の 両方が流れて、同じ映画でも、予告編の切り口で全然別物になる。 コンセプトやターゲットによって、 予告編は、戦術的に作られるのだと初めて知って驚きました。

映画の予告編は映画に人を呼び込むための「宣伝」であり、 さらには、本編とは別物の、独立した「作品」である。 その「宣伝」であり「作品」である、 予告編制作にまつわるさまざまなエピソードや予告編制作の過程、 私たちの知らなかった予告編制作の裏側、 予告編制作にかかわる職業が紹介されています。

以前に戸田奈津子さんの『字幕の中に人生』を 読んだときもそうでしたが、 映画に関わる人たちのふだん聞くことのできない生の声は、 映画好きにとってはとても興味深く、 「もっと。もっと。」とせわしくページをめくっているうちに あっという間に読み終わってしまいます。

読み終わって、映画に関わっている著者や周囲の人の 映画への愛情はもちろん、 自分の職業への「誇り」がひしひしと伝わってきて、 こちらもポジティブな気持ちになりました。

※『フラッシュダンス』『トップガン』『ゴースト ニューヨークの幻』  『ボディガード』『ノッティングヒルの恋人』などの予告編を制作。
 『KT』と『ニューヨークの恋人』が紙上予告編として、  紹介されています。

『ニューヨークの恋人』(ノベライズ版)
楽しみにしている割には、まだ見に行ってないのですが、 この映画の紙上予告には、感激しました。 (肖像権の関係で、イラストだったのが少し残念でしたが。)


『「映画は予告篇が面白い』 著者:池ノ辺直子 / 出版社:光文社新書

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