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民子が忘れられない。
そんなふうに、作家浅田次郎は書き出している。
作家の不遇の時代にひっそりと寄り添った民子。
日々の喧噪の中にふと、その面影をかいま見た人々もいた事であろう。
そしていつか私達の間から姿を消した民子。
民子は。
TVCMで紹介された猫であった。
ペットフード会社が猫大好きな作家浅田次郎氏に依頼した小文から 生まれた名作CMが、フォト絵本風に再現されました。 私には少々情緒過多すぎて、滅多に浅田作品は読まないのですが、 書店の店頭で『民子』をぺらぺらめくっていって 最後に原作となった浅田氏の原稿を見て感動しました。 400字詰め原稿用紙一枚ぴったり。 この分量で作家のかけがえのない思い出の中の一匹の猫が 大勢の人々の心に蘇ったのです。 そして民子はこんな手書きの原稿を読んでいたのでした。 あ、400字越えてしまった。(ナルシア)
『民子』 著者:浅田次郎 / 出版社:角川書店
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管理者:お天気猫や
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