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学生時代の友達同士で居酒屋とか誰かの部屋に集まって わいわい飲みながら盛り上がる時の話題といったら? 人の噂話とか怖い話とか美味しい食べ物の話とか?
みんなでお酒を飲みながらパズルや推理クイズで 盛り上がるのも楽しいですよね。 今回のおつまみはタックシリーズお馴染みの面々が あちこちで聞き込んで来た変な事件の数々、 古典ミステリで言ったらハリイ・ケメルマンの 『9マイルは遠すぎる』タイプでしょうか。
女子校の答案用紙は何故盗まれ、翌日に戻された? 何故不幸の手紙に不幸のハガキが同封されたのか? 身の回りで起きたなんとなく腑に落ちない妙な出来事に、 なんとか筋道の通る解釈をつけようと ボンちゃんやウサコ達と一緒になって あーだこーだといろいろ思い付きを持ち出してきては 「うーん、違うよなあ」と考え直しては唸ります。 何通りも可能性がありそうに見えて 結局決め手はないんじゃないかと思われた出来事が 最終的に出された説を聞くと 「あ!それだ!きっとそうだよ、それしか有り得ない!」 と膝を打ってしまうのでありました。
たまに「あー、わかった!」という時も気持ち良いですが、 自分の思いつきが結構イイ線いっていると思ってたのに 結局タックの推理に負けちゃったりすると 「ええい、次はないのか次!今度こそわたしが解いちゃる」と 力を込めて新しい缶ビールをぷしゅっと ‥‥あ。なんか私いつのまにかタカチ入ってる?(ナルシア)
『迷亭論処』 著者:西澤保彦 / 出版社:祥伝社
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管理者:お天気猫や
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