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旅に出るなら全てを捨てて新世界への旅に出よう。 時は1921年、大西洋を横断する豪華客船の中で起きた殺人事件、 乗り合わせた英国の名警部が捜査に乗り出す。
ところが。タイトルから判る通り、 この名警部真っ赤なニセモノ。 成り行きで警部になりすましている男は 実はとんでもない秘密を抱えて船に乗っていた。
この作品が書かれたのは1982年、 以来評価の高い時代ミステリです。 「黄金の20年代」の雰囲気たっぷり、 タイタニックにチャップリン、若い富豪や詐欺師や女優、 しかも全編ひねりの効いたコメディ仕立て。 私はロマンス小説は読まないのでぴんときませんが、 詳しい人は思い込みの劇(はげ)しい可愛いヒロインの 愛読書の数々で更に笑える事でしょう。
船に弱い人も社交嫌いの人もラウンジに出て 乗客達の駆け引きを見物しましょう。 何か気がかりがおありですか? 大丈夫。なんにも心配いらないんですよ。 大丈夫大丈夫、アメリカに着けば万事が全て上手く行く。(ナルシア)
『偽のデュー警部』 著者:ピーター・ラヴゼイ / 出版社:ハヤカワ文庫
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管理者:お天気猫や
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