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おなじみのミルン&シェパードのクマのプーさん(→岩波書店) と、 おいしいティータイムのレシピの絵本。(→amazon) 小さなサイズが、さらにかわいらしさを倍加させる。
前々から、気になっていたのが、 近所の図書館にあったので、 お試しに借りてみた。 思った以上にかわいく、 パラパラとめくりながら、 目に付いたレシピを、 自然と作ってみたくなる。 だから、いつも手元に置いておきたい。
プーの物語から、 お茶や、おやつのほのぼの楽しいシーンを 案内してくれているのは、 紅茶のお店「カレルチャペック」の オーナー 山田詩子さん。 この絵本の中の たくさんのおいしいレシピは、 その妹さんの山田協子さんの作です。
「おいしいもの」をたくさん知っているのは、 幸せなことだなあと、 絵本に一杯詰まったレシピやら、 プーのお茶会を眺めながら、 しみじみ思う。 「おいしい顔」というのが、 かつてCMであったけれど、 そばに誰かいるから、 「おいしい顔」を見てもらえるんだよね。 ひとりでも、おいしいお茶はおいしいけれど、 ひとりで、ゆっくり飲む紅茶も好きだけれど。 お茶会は、ひとりでは開けない。 この絵本の素敵においしそうなレシピは、 (しかも、シンプルでカジュアルだ!) 仲良しで、わいわいとおしゃべりしながら、 楽しみたい。 言うまでもないことだけれど、 「おいしいもの」というのは、 レシピだけのおいしさじゃなくて、 それを一緒に楽しむ人が、 −それは、友達かもしれないし、恋人かもしれない。 あるいは、家族だろうし、これから、仲良くなっていきたい人たち。− いるということのすばらしさ。
プーに限らず、外国−特に英国−の絵本や物語には、 おいしいシーンがたくさん出てくる。 (おいしいかどうかはちょっと「?」だが、 有名なところでは、『不思議の国のアリス』のお茶会など) そんな、物語の中の"おいしい"シーンを辿っていくのも ちょっとしたお楽しみといえるかもしれない。
そんなことを考えながら、 お腹をすかせている私は、 楽しいお茶会の主催に、ちょっと意欲を燃やしつつある。
ティタイムについて / パンとトースト / スコーンとマフィンとクランペット / ジャムとバター / サンドイッチ / クッキーとビスケット / ケーキとペストリー
お腹が鳴ってくるでしょう? 梅雨の止み間に、お茶会をしませんか?(シィアル)
『クマのプーさん ティータイムブック』原案:A・A・ミルン / 絵:アーネスト・H・シェパード / 訳:山田詩子 / 出版社:BL出版
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管理者:お天気猫や
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