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ハリウッドに暮らす高校生の少女、ウィーツィと その友人ダークが探し求め、ついに見つける 新しい「家族」の神話。 ウィーツィにとって、他のなんにもいらない目標、 自分が何になればいいのか、それよりも 大切なものは「家族」さがしだった。
発表されるや全米でティーンの人気をさらった 『ウィーツィ・バット ブックス』の第一巻である。 私はこの本を、図書館の子供向けおすすめコーナーで 見つけ、ぱらぱらとめくっただけで借りてきて、 読み始めてから図書館の人が内容を知らなかった ことに気づいた。
ときに意表をつくファンタジックな急展開や社会問題にも ふれながら、主人公たちの撮り続ける映画のように 不思議な色彩にあふれ、映像的に進むストーリー。 COOLを合言葉に、1行ごとちりばめられたL.A.のライフスタイル。 だからとっても、カタカナの多い本でもある。
インディアンに「はまっている」 ウィーツィが探し求めた理想のパートナーの名は、 マイ・シークレット・エージェント・ラヴァー・マン。 もしもこの物語に、正面きって「悪」が入り込んだら、 これはまた類まれな都会のハイ・ファンタジーになるのだろう。
ある日、ウィーツィがとつぜん出会った マイ・シークレット・エージェント・ラヴァー・マンの 深い緑の瞳のことを考える。 「ジャマイカにいるのかな。ここにはいなさそうだもん」と 言っていたウィーツィの驚きを、なお想う。(マーズ)
『ウィーツィ・バット』 著者:フランチェスカ・リア・ブロック / 出版社:東京創元社
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管理者:お天気猫や
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