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押入れに残っている家族の本を整理して、 8割方は古書店に売ってしまうことにした。 ハードカヴァーはほとんどなくて、文庫である。
選別するときの基準は、主として 残しておいて読むかどうか。 本を置いていった家族は、おそらく再び読もうとは 思わないだろう。 だから、私が読むかどうか。
歴史小説の長いのがけっこうあって、 それは何かの資料になるかもしれないので残した。 それ以外の本は、同じ作家の本がどれだけ そろっていても、バタバタ捨てた。 残しておいて価値が出るような本があれば 残すのだが、そこまでのものはない。 教養として読んでいたらしい古典的な文学作品も ちらほらある。でも、図書館に常備されているし。
日本の多作な作家のコレクション。 それぞれ非凡な作家だと思うのに、 こうしてたくさん集まるとなぜ平凡に見えるのだろう。 読んだり聞いたり見たりして 知っているタイトルばかりである。 いろいろ、考えさせられるものがあった。 人気や実績と、「あえて残したい価値」は別ものなのだろうか。 「読み捨てられる非凡さ」というものもあるのだろうか。
それでもこれだけの数をほとんど学生時代に読んだのだから、 それ自体はたいしたことだと思う。 思うが、売り飛ばしても心が痛まないのである。(マーズ)
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管理者:お天気猫や
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