HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館
しばらく前から、地方新聞の訂正記事を 集めている。 1年集めると、どのくらいの間違いが コレクションされるだろうか。 かなり意地悪な行為だけれど、 いつかやってみようと思っていた。
その新聞では、朝夕合わせて今のところ 月に5-6本程度だろうか。 なんだか少ないような気がしている。 ときには議会の傍聴記録で重大な金額記載ミスが あったりして私の意地悪心も動かされる。 私がたまたま知っていて気付いたミスでも、 訂正記事が載らなかったりすると、 おやおやと思う。
本来、どうしたって間違いは出る。 どんなにミスを防いでも、人間がやることに 完璧はない。 もしも訂正記事が極端に少なければ、 それは、訂正すべき事実に誰も気付かないか、 クレームがないので黙殺しているだけではないのか。 と思っている。 いってみれば、新聞の危機管理能力。 訂正記事を読む面白さはそこにある。
新聞に世論操作をするなといっても、 ほとんどの人が朝日も読売も読まない地方では ムリなことかもしれない。 抱えるしがらみは相当なものがあるし、 読者の信頼もそれだけに大きい。 ただ、このところちょっとやりすぎでは? と感じる一方的な記事が多くなっているのは 私が年相応の経験を持って読むからなのか、 それとも。 広告主である企業と関係のない企業を 記事として扱うときの不公平感も、人情では すまされないことだってある。 そんなことを考えながら、 情報を発信する側の誠意を読む。
このコレクションをどう使うのか、 他の新聞でもコレクションするのか、 ともかく1年続けてみようと思う。(マーズ)
>> 前の本 | 蔵書一覧 (TOP Page) | 次の本 <<
管理者:お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]