HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館

夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2000年10月16日(月) --

TOP:夢の図書館新館全ての本

『バーニング・ツリー』

法廷物は、映画でも小説でもかなり好きです。 映画になると、「ア・フュー・グッドメン」「将軍の娘」 「GIジェーン」「トップガン」「戦火の勇気」 「英雄の条件(見たかった)」と、 軍隊を舞台にしたものがなぜだか結構好きです。 法廷+軍隊という、好きな要素同士ででき上がっているのが、 この本、「バーニング・ツリー」 さらに、知的な女性が主人公というのが、 私にとってはたまらない。

主人公、クレア・ヘラー・チャップマン。 なかなかクールなことにハーヴァード・ロウ・スクール教授。 夫、トム・チャップマン。 何とびっくり、実は元陸軍特殊部隊“バーニング・ツリー”の隊員。 その夫が、ある日突然逮捕された。 罪状は「87人虐殺容疑」 夫の弁護に立ち上がったクレアに襲い掛かる数々の陰謀。

いかにもハリウッド映画的な話で、面白いです。 (実際、映画化が決まっているそうです。) 登場人物のキャラクターも非常にわかりやすく、 とにかくどんどん進みます。 (悪く言えば、「ステレオタイプ」かもしれないけれど。 私は「ステレオタイプ」というのは、嫌いではないので。。。) 自分の好みのハリウッド(じゃなくてもいいけれど)スターに 置き換えて読むと、さらに面白いので、オススメ。 ちなみに私のキャスティングは… クレアは、メグ・ライアン(ミスマッチなとこがいいんじゃないかと)。 トムは、マイケル・パレかな(彼はB級映画のヒーローだし)。

本の裏表紙のあらすじや帯には、 「全てを覆す呆然の結末」とありますが、 「呆然」とはしないんじゃないかなあ。 うーん、予定された「不調和」とでもいいましょうか。 「なるほどね。やっぱり、最後はそう来ましたか。」という感じで、 むしろ(思った通りで)納得のラストと言えるのでは。

最近、凝っているamzon.comの書評(5つ星)では、 ☆は4・5でした。v(^^)v (シィアル)


『バーニング・ツリー』 著者:ジョセフ・フィンダー / 出版社:新潮文庫

>> 前の本蔵書一覧 (TOP Page)次の本 <<


ご感想をどうぞ。



Myエンピツ追加

管理者:お天気猫や
お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]

Copyright (C) otenkinekoya 1998-2006 All rights reserved.