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法廷物は、映画でも小説でもかなり好きです。 映画になると、「ア・フュー・グッドメン」「将軍の娘」 「GIジェーン」「トップガン」「戦火の勇気」 「英雄の条件(見たかった)」と、 軍隊を舞台にしたものがなぜだか結構好きです。 法廷+軍隊という、好きな要素同士ででき上がっているのが、 この本、「バーニング・ツリー」 さらに、知的な女性が主人公というのが、 私にとってはたまらない。
主人公、クレア・ヘラー・チャップマン。 なかなかクールなことにハーヴァード・ロウ・スクール教授。 夫、トム・チャップマン。 何とびっくり、実は元陸軍特殊部隊“バーニング・ツリー”の隊員。 その夫が、ある日突然逮捕された。 罪状は「87人虐殺容疑」 夫の弁護に立ち上がったクレアに襲い掛かる数々の陰謀。
いかにもハリウッド映画的な話で、面白いです。 (実際、映画化が決まっているそうです。) 登場人物のキャラクターも非常にわかりやすく、 とにかくどんどん進みます。 (悪く言えば、「ステレオタイプ」かもしれないけれど。 私は「ステレオタイプ」というのは、嫌いではないので。。。) 自分の好みのハリウッド(じゃなくてもいいけれど)スターに 置き換えて読むと、さらに面白いので、オススメ。 ちなみに私のキャスティングは… クレアは、メグ・ライアン(ミスマッチなとこがいいんじゃないかと)。 トムは、マイケル・パレかな(彼はB級映画のヒーローだし)。
本の裏表紙のあらすじや帯には、 「全てを覆す呆然の結末」とありますが、 「呆然」とはしないんじゃないかなあ。 うーん、予定された「不調和」とでもいいましょうか。 「なるほどね。やっぱり、最後はそう来ましたか。」という感じで、 むしろ(思った通りで)納得のラストと言えるのでは。
最近、凝っているamzon.comの書評(5つ星)では、 ☆は4・5でした。v(^^)v (シィアル)
『バーニング・ツリー』 著者:ジョセフ・フィンダー / 出版社:新潮文庫
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管理者:お天気猫や
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