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タニス・リーを一気に読みました。 グリム童話をもじって「グリマー姉妹からの…」と サブタイトルがついています。 この表題、血のごとく…は「しらゆき姫」。 あの姫は、やはり。 というお話です。
赤頭巾も、 人狼の一族も、 眠り姫も、なんて彼らは まっとうで正直なのでしょう。 みずからの本性に対して。
きちんとタニス・リーを読んだのは ほとんどこれが初めて。 どういうものか理解して読んだという意味で。 学生時代に読んでいたら、 今よりもさらに輪をかけた夢想癖が、 あらぬ方向に走ったにちがいなく。
個人的には、「地球に落ちてきた男のハッピーエンド版」的な、 「緑の薔薇」こと、「美女と野獣」が好きです。 幻想と退廃の物語であっても、 最後に迎えるハッピーエンドは よいものです。(マーズ)
「血のごとく赤く」 著者:タニス・リー / 出版社:ハヤカワ文庫FT
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管理者:お天気猫や
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