|
|
■■■
■■■ The old days story
■■■ 2003年09月10日(水)
□「俺」が、まだ「僕」だった頃□
僕が初めて『彼女』の姿を見たのは、元号が「昭和」から「平成」
に変わる、ほんの少しだけ前の事でした。
僕がまだ新人だった頃半年早く入社していた『彼女』は、やっと
仕事にも慣れ始めた、どことなく頼りなげでいながらも一生懸
命やってますっ!な、「半」新人でした。
年齢も少しだけ姉さんだった『彼女』とは毎日顔を合わせてはいた
ものの、お互い言葉を交わす余裕なども無く毎日交代で先輩から
怒声を浴びていたものです。
人と人とが付き合うようになるなんて、ホンの些細な事がキッカケ
ですよね。
僕と『彼女』の場合も、そうだった・・・ のかな。
よく覚えているのは、繁華街を一緒に歩いている時いつも「ほんの
少しだけ後ろを歩く」人だなぁ〜って。
少しだけ姉さんな『彼女』を、カワユイな! って思ったものです。
それから僕と『彼女』は仕事帰りに食事をしたり、休みの日には
ドライブに出かけたりと。
そりゃーもぉ、楽しい日々を過ごしました。
相変わらず職場では全然余裕もなく、先輩達から厳しく御指導を頂
戴する日々は続いていたのですが。
あれから、もう15年も経つんですね。
いつの間にか「僕」は「俺」になっていました。
そして『彼女』と俺の関係も逆転し・・・
現在、このような塩梅ですわ!
火星大接近の昨夜、そんな事を思ったです。
おしまい。
|
|
|