桜桃日記 ami
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2005年03月24日(木) 1年中で一番嫌な仕事


今週は他部署の応援でいつもとは違う仕事をしています。
大手進学塾の模試を受けた大学受験生に入試結果の確認の電話です。
私は夜の部なので、普段でも夕飯の支度時、夕食時で家族団らんの時間にいきなり電話をするというかなり失礼な仕事をしているのに、今回は受験生本人に合否の確認電話を掛けるのです。
「お忙しいところを失礼いたします」と自分で言いながら、自分自身でも「本当に失礼な電話だ」と思います。
で、最初は「来年の模試の判定基準にさせていただきたい」などともっともらしい理由を付け、合格大学を聞き出し「おめでとうございます」と言うのですが、最終目的はその合格大学へ進むか確認し、浪人する人に予備校の勧誘をするのです。
それは、嫌な仕事です。
一旦は「おめでとうございます。」と言いながら、「で、その大学には進学なさるのでしょうか」と聞き「浪人する」ことまでを聞き出さなければいけないのです。
普通の神経の人間が、受験に失敗した人に間髪いれず再びの予備校の話ができるでしょうか。
これも、仕事と割り切ってしなければいけないのでしょうが、小心者の私には大変辛い仕事です。
「○×ゼミor○×塾or○×予備校←(ここは、秘密)ですが」と言った途端、電話を切られる方もたくさんいらっしゃいます。
正直、切る人の気持ちの方が良く分かります。
それなのに、受験に失敗した人に長々と「あなたはスカラ生(成績優秀者)ですので、入塾金、月謝が免除されます。どうぞよろしくお願いします。」などと入塾勧奨の電話をするだなんて神経を疑います。そういう無神経な電話を掛ける自分。とても嫌いです。










お陰で、薬がまた増えました。





家にじっとしていてもだれもお金をくれないことぐらい良く分かっていますが、蚤の心臓、チキンハートの私には、精神的負担が大きい仕事です。
嫌な思いをした方たち、ごめんなさい。


それにしても、青学も早稲田も受かって浪人するスカラ生、志望校は一体どこなのでしょう。一般人の私には充分に思えるのですが、やっぱり、志望校と違うと行く気がしないんですね。どう頑張ってもそれらの学校に合格できない人がたくさんいるのに、本人の意思、親の財力共に感心させられます。


そして、今年駄目だった方たち、来年こそは志望校に合格できることをお祈りします。


ちなみに合格大学をお尋ねする時に、東京大学だけは、前期、後期、何科の何類まで聞き出します。やはり、別格というこてしょうか。






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