桜桃日記 ami
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2004年08月16日(月) 男女の温度差


今日は少しだけ長谷川きよしの黒の舟歌な気分です。


以前、お世話になった探偵さんに「男性と女性とでは感じ方に温度差がある。異性間の問題なら同性の弁護士さんに依頼した方が、気持ちを理解してもらえる。」と教えていただいたことがあります。
また、最近、友人が男女間の揉め事で司法書士さんのお世話になる時にも「同性の気持ちは同性の方が理解できる。」とのことで、その訴訟は女性の先生がメイン、男性の先生がサブで担当して下さることになったそうです。


そんな男女の感情の温度差を感じることがMyに登録させていただいている江草 乗さんの日記(〔注〕この日の日記の本当の題名は「男を差別してどこが悪い!」で、実際は男性差別の内容を書いたと言うことで「女の方が男よりも上位の存在だ」というのが持論だそうです。)の感想掲示板でありました。


元になったニュースはこれです。
     ↓

男女混合名簿の見直し検討 ジェンダーフリー禁止も

 学校の出席簿で男子と女子を区別しない「男女混合名簿」について、東京都教育委員会が「男女の違いを一切否定するようなジェンダーフリー思想に基づいた男女混合名簿の作成は禁止する」との通知を区市町村教委や都立高校などに出すことを検討していることが13日、分かった。
 都教委は「どのような名簿を作成するかは最終的には校長の自主的な判断。一律に禁止するわけではない」としている。
 またジェンダーフリー(社会的性差別の解消)という用語について「男女の違いを一切否定するように解釈されるなど、誤解が生じている」として学校では使用しないよう通知することも検討している。(共同通信)
[8月13日12時31分更新]


そのニュースを読んだ感想としてまず、以下のことを掲示板に書き込みました。


うちの娘の卒園式が、男女混合名簿でしたので、親としてとても嬉しかったことを覚えています。
反対に、私自身の場合は、保育園、小学校、中学校・・・ずっと男子の名前が呼ばれた後に女子の名前を呼ばれる卒業式でしたので、子供心に不思議な気持ちでいっぱいでした。

就職してからは、極当たり前に女子社員が男子社員より1時間も早く出社して、無償で掃除やお茶の仕度をする習慣には大変驚きました。
今でも、小さな会社では女子社員のみが無償で掃除をすることが当然になっているところがあります。

性の差はあって当然だと思うのですが、仕事上で女子のみの無償奉仕という差別にはいささかうんざりの私です。
折角、少しずつ世の中の悪い風習が無くなって来ているのに、東京都教育委員会の決定で、世の中までが昔の悪い風習に戻らないことを祈ります。


それについてのレスポンスに以下のことがありました。


男女混合名簿について
>名簿の男女別なんてことはどうでもいいことだと思うし、それに拘る方がどうかと私は思っています。そんな小手先をいじっても問題は「意識」の方であって。



>女性だけにそういう気遣いを要求するのは間違っている。でもそこに被害者意識を持ち込むのもどうかと思います。私が上司ならそういうふうにお世話してくれる女子社員にいつもねぎらいのことばをかけるとか、ちょっとした心ばかりの品を贈って感謝の気持ちを示すとか、家族に何かあった時にすぐに早退したり休んだりできるように配慮するかと思います。



それを拝見した私は明らかな男女の温度差を感じました。

私は、無償の掃除は決して「被害者意識」だとは思っていません。掃除も仕事のひとつです。就業時間内にすれば良いことです。現に、就業時間内に男女で清掃をする企業もたくさんあります。そうでなければ、業者に清掃を委託している企業もあります。女性にだけ、就業時間外に掃除を無償で強要するのは明らかに間違っていると思います。ですので、上司が個人的に部下をねぎらうのとはまた別の問題だと考えます。


名簿のことは、「どうでも良いこと」と言われても、「実際にいつも先に呼ばれている方たちには、いつも後から呼ばれている女子の気持ちは分からないのでは?」と思います。
現実に子供たちが「なんで卒業式は、男子が全部呼ばれた後に女子なの?」という素朴な疑問を持っているのです。
「下らない」とか「どうでもいいこと」と、万人が同じ感情を抱いているとは、私には到底思えません。



きっと、こういうことでしょうね。男女間の揉めごとって。
「あなたって、ちっとも私の気持ちを分かってくれないのね。」
「君こそ、俺の気持ちを全く理解してくれないじゃないか。」


男と女の 間には〜♪
深くて暗い 河がある
誰も渡れぬ 河なれど
えんやこら今夜も 舟を出す
ロー&ロー ロー&ロー
振り返るな ローロー〜♪








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