時々同じような夢を見る。
温泉に入っている。
けれど、湯温が低い。
お湯を足す。
どんどん足す。
一向に湯の温度は上がらない。
ぬるま湯のままだ。
ああ、温かい湯に入りたい。寒い。
なんだ、この温泉は、一体どうなってるんだ。
周りを見渡すと、露天風呂でもないのに窓がフルオープンだ。
風も、ピューピュー吹き込んでくる。
あわてて窓を閉める。
駄目だ。閉めても閉めても開いてしまう。
どうやら壊れているようだ。
諦めて、またどんどんお湯を足す。
足しても足しても全然駄目。
ああ、寒気がしてきた。
このままでは、風邪を引くかもしれない・・。
ああ、どうしよう・・。
おなかも痛くなってきた。
トイレに行きたい。
トイレのドアを開ける。
物置になっていて全然使えない。
その横のドアを開ける。
やっぱり、汚くて全然駄目。
その横のトイレはというと扉が壊れていて使えない・・。
困った・・。
どうしよう・・・。
気が付いたら、寒くて丸まって寝ている自分がいた。
まだ、起きるには少々早い時間だが、
いい大人が寝小便をするわけにはいかない。
諦めて、トイレに立った。
目覚めの悪い夢だった・・。