実は、私はテレビの公開放送に行くのが大好きです。
極近で、生でタレントが見られるし、運がよければ直接話も出来ます。
何より、私テレビっ子世代(古!!)で、テレビ大好き人間です。
生まれて間もない頃は、確か、家にはラジオしか無かったんじゃないかと思います。
物心付いた頃に家に有ったのは、4本の脚が付いて、ゴブラン織りのカバーの掛かったモノクロ放送のテレビジョン。
当時、テレビはとても有り難い代物で、当然のごとく一家に1台しかなく、チャンネル権は一家の家長、父親に有りました。
我が家では、「漫画を見ると馬鹿になる」という父親の一方的な見解で、一家揃って正座して、柳家金語楼対ターキーさん(水の江滝子)のジェスチャーなど、ほとんどNHKの番組を見ていたような記憶があります。
なので、今、テレビの自分の好きなチャンネルを好きなだけ見られる時代が来たというのは、私にとっては夢のような生活なのです。
そんな、私の気持ちを知ってか知らでか、カメラも私の方にやって来ます。
数年前、マンションの敷地内を歩いていたら、いきなり、カメラさん、照明さん、音声さんとインタビュアーに取り囲まれて、
「奥さん、住宅ローンの金利、下がりましたよね。悔しいでしょう?」
と、やられたので、
「いえ、でも、うちは銀行で安い金利のものと借り換えをしましたから」うんぬんのやり取りをしました。
そうしたら、1週間後のこの地方の情報番組の中で私のことを
「なかには、こんな賢い主婦もいます。」と紹介していて、自分では、ごく当たり前のことをしているつもりだったので、かえってちょっと、こっ恥ずかしくなったことがあります。
また、ある時は、近所の保育園に中継車が来るというので、野次馬で行ってインタビューを受けたせいで、そこの園児の竹馬シーン2分がカットになってしまいました。
後から、園児の母親から白い目を向けられたのは言うまでもありません(^_^;)
それにしても、やっぱり公開録画は良いですねぇ。
タレントさんに、極近で、じかに会えますもん。
今まで行ったことがあるのは、全部ローカル局の番組ばっかり。
東海テレビの「ぴーかんTV」で磯野貴理子さんとDONDOCODONを見て、貴理ちゃんが画面で見るより数倍美人で小柄なことと、山口の太さ、平畠の余りの華の無さに驚きました。
中京TVの「PS愛してる」では、上沼恵美子さんの、NG無しの頭の回転の速いトークにしびれ、これはまだ磯野貴理子は足元にも及ばないことと、高田純次の今一なトークを確信しました。
何度か行った公開放送のなかでも1番たくさんタレントと話せたのは、以前CBCで、今田耕司、東野幸治が司会を務めていた「名古屋が最高」と「太郎と花子」という番組。
当時まだ全然メジャーで無かった雨上がり決死隊の宮迫や蛍原130Rのホンコンや板尾がレギュラー出演し、その他にも、よしもとのタレント山崎邦正や間寛平と週代わりで、安西ひろこ、松崎しげるなどがゲストで出ていて、そんなよしもとの当時のB級タレントやちょっと落ち目のもしくは売り出し中のタレントと間近でゲームやクイズをするたわいもない番組でした。
その公開録画に出かけた時に、私たち観客も紅白戦に分かれて「ある無し」クイズに参加しました。
今田耕司が「下着泥棒にあった事のある人」と聞いたので、客席にいた私は馬鹿正直に手を挙げて
「洗濯物を干していたら、娘のかわいいヒラヒラのレースのパンツはそのままで、私のでっかいかぼちゃパンツだけ盗まれちゃったんですよぉ〜」
と話し、その後、その話が受けて、
今「そうなんや、下着泥棒は、おばちゃんのパンツが好きなんや」
東「そういえば、うちのおかんのパンツも盗まれたわ」
などと、話がどんどん弾んでいきました。
が、しかし、そのOAを見て血の気が引きました。
私がWコージとペラペラ話したせいで、正規のクイズに出てた子のシーンが丸々カットになっていたからです。
その子が友達中に「今度TVに出るから見てね」って宣伝してて、
OA見たら、もう、もうびっくりですよね。
綺麗さっぱり、自分の姿が抹殺されているのですから。
テレビの世界は厳しいですね。
そして、感じたこと。
今田耕司は、子供に優しい良いお兄ちゃんだったけど、東野幸治はいけずなオヤジでした。
あれから、テレビで二人を見るたびに、あの時優しかった今田といけずだった東野という風に見てしまいます。
直接会った時のイメージは強烈で、後々まで残りますね。
タレントの皆さん、ご注意あれ!