桜桃日記 ami
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2003年11月06日(木) 恋はみずいろ。


仕事で外を廻っていたら懐かしい曲が流れて来た。
胸がキュンと締め付けられる思いがした。

ポールモーリアの「恋はみずいろ」
初めて深夜放送を聞き始めた頃に流行っていた曲。
あの頃はなぜか、インストルメンタルに日本語の歌詞が良く付いていた。

「恋はみずいろ」は
青い空がお日様にとける
白い雲が青い空にとける
恋はみずいろ、空と海の色

たしか、こんなかんじの日本語の歌詞だったと思う。

そのあと、「シバの女王」が流れた。
頭のほうの歌詞は飛んでいるのだけれど
何故か途中からの歌詞だけ覚えている。

私はあなたの恋の奴隷
命も真心もあげてきたのよ
あなたがいないと生きる力も
失われていく
砂時計


「シバの女王」を聞くと
高校生だった頃を思い出す。
それは、学園祭になると馬鹿の一つ覚えみたいにこの曲を歌う先生がいたからだ。
その先生は、いつも「エロイカ」という香水を付け過ぎている現代国語(今の現代文)の先生で、後に教え子と結婚した。
そんなことを思い出したら、
女友達4人で私たちより8歳年上の憧れの英語の先生の家に遊びに行ったことが蘇ってきた。
先生の家ではトランプやゲームをして遊んだ。
ゲームのルールを教えてくれる先生が一段と大人で頼もしく見えた。
お母様が食事を振舞ってくださった。
とっても楽しかった。

卒業して2年後、その憧れの先生と私の友達が結婚した。
明らかに、私より外見も性格もブス(今でも内心そう思ってる・・)だったのに、何故かその友達は憧れの先生のハートをゲットしてしまっていた。
後日談では、在学中から二人は付き合っていたんだとか・・。
その頃は、結構ショックだった。
なんで、「あんな普通っぽい、いや、普通以下の子が先生と結婚しちゃうの!?私のほうがずっと素敵なのに」なんて自分勝手に思ってた。


最近同窓会があって、その子が先生の近況写真を持って来ていた。

時は残酷だ。あの頃あんなに素敵だと思っていた先生が、ただのしょぼくれた「はげオヤジ」に変身していた・・。


ひとつの曲を聴くだけで、その頃のことが鮮明に蘇って来る。
音楽って面白いよね。

そして、いくつになっても音楽って切ないね・・。





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