安心毛布
    

2002年10月16日(水) 病院慣れ(長文

今日は、町から案内のあった「子宮ガン検診」に言ってきた。
そういうものがあることも知らなかったんだけど、30歳になると五年毎に検診の案内が届くらしい。
無料じゃないけど、自分で受けるより安いのだろうから行ってきた。

持病を発症させてからこの10年ほどで、色んな科で受診してきた。
内科・外科・皮膚科・眼科・耳鼻科・口腔外科・整形外科etc
でも、産婦人科での受診は初めてのこと。
先に受診してきた事務所の子や、出産経験のある事務所のお姉さんいわく「二度とイヤ」な所らしい。
ふむふむ・・・
確かに、産婦人科だけに診察内容を思うと気も滅入る。
私が選んだ産婦人科は男の先生だって言うしさ。

とにかく、午前中の仕事を休んで行ってきた。
私が通った高校の目の前にあるその病院は、とてもきれいだった。
受け付けを済ませて、待合室のイスに腰掛ける。
鞄から文庫本を取り出して読み始めたんだけど、本の選択に失敗した。

わかぎえふ「ばかのたば」

何年か前に本屋で買って、今回は読み直し。
笑いを堪えようとして待合室でにやにやする私。
ダメだ、これは家で読んで大笑いしないともったいない。

そう思ったところで名前を呼ばれて診察室へ入った。
おじいちゃんな先生に検診の説明を受けて、触診室へ案内された。

おぉー、これが噂の診察台か・・・

カーテンの下から、向こうで待ちうける看護婦さんの足が見える。
下着を取っていそいそと診察台に座ると、看護婦さんにぐいぐいとスカートをたくしあげられた(照
何がどうって、この時が一番抵抗を感じたかな。
カーテンで仕切られてるから顔は見えないんだけどね・・・
足を乗せる台が左右にあって、そこに自分がセッティングされてしまえば後はどーってことなかった。
先刻のおじいちゃん先生に触診される間も、痛いなぁと思うくらいで恥ずかしいとかそういう感情が全く沸いてこない。
それどころか、自分がどういう診察を受けているのか心底見たかった。
私、歯医者も天井は鏡貼り希望だし、胃カメラを飲んでいるときでもモニターを見ようと必死で目を動かしていた。
採血の時には針を刺す瞬間は絶対に目をそらさないし、注射器に吸いこまれていく自分の血からも目が離せない。
ちょっと病的かもと思わないこともないんだけど・・・むにゃむにゃ・・・

触診の後、おじいちゃん先生にまた話を聞くことになる。
それもまたイヤだと事務所の二人は言っていたけど、私はやっぱり平気。だって相手は医者だし・・・
多分、先生が若かろうが年よりだろうが同じこと。
さすがに知り合いだったら激しくイヤだろうけどねっ(爆
んー、私っておかしいかな?
良くも悪くも病院慣れしてしまってるのかも知れないな。
だってさー、入院してバリウムを飲んだ後なんか排便のたびに看護婦さんを呼びに行ってブツを見てもらうのよ?
最初は真っ白なそれが、だんだん普通のそれになってくの(笑
お手洗いには名前の書いた袋があって、そこに一日分の尿を貯めていくこともやるんだよ?
カメラで胃や十二指腸を覗かれたり、レントゲンで肺を見られたり、エコーでその他内臓を検査したり、CTスキャンで頭の輪切りまでされてるのに、今更どこを見られてもねぇ・・・
あ、比べる基準がおかしい?

そういうわけで、私のは「ただれている」らしい(笑
図に書いて説明してくれたんだけど、それがどの部分を指しているのかいまいち分からなかったのは内緒☆
数人に一人くらいの割合であることなので気にする必要はナシ。
検診の結果は1週間後に聞きにこい、と言われて終了。
あー、どこか1箇所でいいから身体に「全く異常ナシ」とか「キレイですよ」とか言ってもらいたいなぁ・・・

18:53 02/10/16