安心毛布
    

2001年05月15日(火) 心の隙間

昨日の日記・・・あれだけじゃ、分からなかったよね(笑)
今日は、例の先祖供養に連れていってもらったんだけど、日記であれだけうそぶいていた自分はどこへやら・・・
昨日の夜からちょっとテンションは下がっていた。行かない方がいいかも知れないと思いつつ、朝を迎えた。
Mちゃんのことは信用しているし、一度行った感じで危険なことはないと思っていたので、そういう点に関しては安心していた。
心配だったのは、自分の心の問題。なぜか分からないけど、入ってしまいそうな気がしたのだ。特に何があったわけでもないのだけど、妙に自分の心に隙があることが感じられて怖かった。
ゆんは「隙がない」とよく言われるし、自覚もしている。それだけに、隙のある自分を感じることがイヤで仕方ない。
どうしようもなくて、友達に弱音メールを送ったら電話をくれた。
ほんとにほんっっっとに嬉しかった。
違う友達のBBSに「今から行く」という書き込みをしていたら、その子もメールをくれた。やっぱり嬉しかった。

約束の1時半にMちゃんが迎えに来てくれた。
久しぶりに行ったその場所で、またも高校の同級生に会った。卒業式で答辞を読み上げた彼女は、子供を連れていた。今日はいなかったけど、ゆんが仲良くしていた子が他にも来ているらしい・・・名前を聞いて、ちょっと驚いた。
おいおい、南高の六回生は何人いるんや!?
ともかく、前回と同じ部屋に通されて、Mちゃんと、もう一人顔は知らないけどやっぱり同窓生らしい彼女と3人で話を始めた。
その彼女、オセロの色の黒い方にそっくりだった(笑)やがて、男の子が一人入ってきて、さらにもう一人入ってきた。後から入ってきた男の子は、いっこく堂に似ていた(笑)

話と言っても、絶対によくなるから、とか、いいことがある、とか、そういうことばっかりで、たいした内容じゃなかった。
みんなすごくいい人だし、ホントに楽しいよ、って。それは、Mちゃんを見てもよく分かる。いい仲間に出会えたんだね、としか言いようがない。
そして、その中にゆんも入ってもらいたいと思っているのもよ〜〜〜〜っく分かった。Mちゃんがホントに楽しくて充実しているのは分かったし、そこに入れたら楽しいかもしれないと思った。
だから、ゆんはこう返事した。
手を合わせるのは別として、みんなと付き合ってみたい。そして、みんなと一緒にいて楽しくて仲良くなれたら、きっと自然に手を合わせようと思うかも知れない。だからそれまで待ってほしい・・・と。
でも、みんなは、いつかやるなら今からやろう!と言った。やってみないと分からないよ、と言った。とりあえず、やってみようよ、と言った。
正直、「うん」と言ってしまいそうだった。この人たちと一緒にいたら楽しいだろうと思ってしまった。自分の居場所が出来るかも知れないことに傾きかけた。
なにより、Mちゃんに言われると聞いてしまうのだ。
他の人が熱心に言ってくれても覚めた気持ちで聞けるのが、Mちゃんの言葉だとつい聞き入ってしまうのだから困る(汗)Mちゃんにカリスマ性があるとかではなく、ゆんがMちゃんを好きで仕方ないことが理由だ。
結局は理性が勝って、今回は見送り、という形で帰った。
あの家に行くことはイヤではない。もっとみんなと話をしてみたい。高校の同級生たちとも話しをしてみたい。なぜ、その猶予をくれないのだろう?それでもいいよ、と言ってくれたら、ゆんは通うだろう。手を合わせるかは別として・・・

正直、今でも迷っている。思い切って飛び込んでみてもいいんじゃないかと思ってしまう。でも、帰りにMちゃんと車で交わした会話が引っかかって気持ちにブレーキがかかっている。
お盆のお墓参りや、朝晩にお仏壇で手を合わせることも充分な先祖供養になるとゆんは思うんだけど、Mちゃんはその行為をさらっと「自己満足だ」と片付けた。
いくら楽しそうでも、根っこは先祖供養という宗教なのだ。彼女たちのそういう思想を理解出来ないうちは仲間にはなれない。たぶん、ゆんには理解できないかもしれない。
でも、もっと話をしていけば理解できるかもしれない。
その時間をくれと言っているのに、ダメらしい。

一番の問題は、今のゆんの心が隙だらけということだな・・・何があったんだ?自分!