安心毛布
    

2000年09月15日(金) 違算処理

先月の初めに、マイナス5000円の違算を出した。
その日そのレジに入っていたのは、ゆんと、隣の売り場から変わってきたばかりのUさんの二人。
どっちが出したかなんて分からない。だから、二人で報告書を書いて上司達にハンコをもらいに行かないといけない。

ゆんは、これまでにも何度か経験があるけど、Uさんは運良く違算の出たレジに入ったことがないらしい。
で、二人で怒られるための行脚に出たわけだけど、ずっとUさんが集中砲火を浴びていた。Uさんという人は、40代くらいのおばさんで、でも子供がないせいかなんとなく頼りない感じがする。
受け答えも、上品を通り越してぼや〜っとしている。そんなUさんが、売り場を変わったばかりで違算を出したとしたら疑われるのも無理はない。
ゆんは、怒られていても相手の目を見ながらしおらしくしているし、何を聞かれてもハッキリと答える。そのせいか、いつもあまり怒られなくて済んでいる。

そして今日、最後の難関の店長にハンコをもらいにいった。
Uさんは、何を聞かれてもハッキリとしない声でハッキリとしない答えを繰り返していた。すると・・・
「声が小さいんだよ!!!」と、いきなり店長がキレた。
「5000円の違算をどう考えてるんだっっっ!!」と机を大きく叩き、顔を真っ赤にして怒鳴り出した。もちろん、事務所は水を打ったように静かになる。
この言葉、最初にレジの一番偉い女の人にハンコをもらいに行ったときにもUさんは言われている・・・

なんとかハンコをもらい、やっと終わった報告書を提出して売り場へ帰る途中、Uさんがブツブツ言ってるので「あ、怒っとお?逆ギレやなぁ(笑)」と言うと、Uさんは「だってね、こんな時だけあんな怒って、いつも遅くまで残業して頑張ってるのにそのことは何も言わんと・・・」とえらく見当違いなことを言ってくれた。
「いや、今は違算のことで怒られに行ったんやから(^^;;」
と笑いながら言いつつも、ゆんも心の中で「あんた、5000円の違算出してどう思ってるねん…」と思ってしまった。
Uさん、そりゃ怒られて当然やで…ホンマ(笑)