[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *


☆6月の特集:六月の薔薇の園。

モダン・ローズの完璧な色と形、オールド・ローズの優しさと香り、
野に咲くバラも、人間が手をかけなければ生きて行けないバラも、
庭を埋め尽くしても、ただ一輪でも、たとえ花びら一枚となってさえ、
A rose is a rose、薔薇は美しい。
本物のバラが身近になくても、この最も印象的な花は文章で目にするだけで
えもいわれぬ豊かさで身を包んでくれます。
本の中の薔薇だったら、水も肥料もあげなくてもいいですしね。
でも刺には気をつけて。(ナルシア)





2003年05月28日(水) 「イギリス 花の庭」著者:広田せい子
英国風コテイジ・ガーデンを学ぼう!咲き乱れる薔薇、計算しつくされた色彩。名高いマナー・ハウスや印象的な園芸家達を広田せい子さんが紹介します。私達が美しい庭園を見る事ができるのは庭を愛し育てた英国の人々のおかげ。

2003年03月17日(月) 「象と耳鳴り」著者:恩田陸
こちらの一編に登場するバラ園は、無惨な廃園となっています。枯れ朽ちたバラの迷路に渦巻く情念。ミステリの薔薇は豪奢で陰鬱。

2000年10月24(火) 「夏の夜の夢」著者:シェイクスピア
『‥‥麝香草の花が咲き乱れ、桜草が伸び、菫は風に吹かれ、その上に、甘い香りの忍冬、野薔薇、麝香いばらが天蓋のように蔽いかぶさっている。』有名な妖精の妃タイターニアのベッドの描写。ワイルドタイムにオクスリップ、ヴァイオレットが咲く堤の上にハニーサックルにエグランタイン(スイート・ブライヤー)、ムスクローズといった香りの素晴らしい野の花がかかっています。ちなみに、『バラはどんな名で呼ばれても芳しい』は「ロミオとジュリエット」で、ジュリエットが仇の家名を持つロミオを語った台詞から。

2002年07月09日(火) 「オリガミ雑貨BOOK」監修:小林一夫
ペーパーナプキンと豆電球を使った「ばらのランプ」の作り方も載ってます!トライしてみませんか?

2001年01月31日(水) 「ばらになった王子」著者:ブレンターノ&ツヴェルガー(絵本)
ばらの好きなお姫様と、ばらになった王子様の、そして意地悪魔女の意地悪が炸裂する、不思議なお話。

2000年09月19日(火) 「薔薇のほお」著者:岩館真理子(コミック)
他のだれにも描けない、あの線と不思議なシンパシィをたたえた瞳。せつなくてコミカルで、ふらふらっとしてて、胸にしみる短編集。「薔薇のほお」は記憶喪失をモチーフにした作品。


2003/5/28(Wed)
by お天気猫や
2003年06月22日(日)

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