【1】 江戸の昔から、邪馬台国の場所について、いろいろ論争がなされているようです。 ぼくの結論から言うと、邪馬台国はなかった。と思っています。 いや、邪馬台国という国名がなかったのです。 邪馬台国、いかにもうさんくさい名前でしょう? だいたい「文字もなかった(ぼくはあったと思っていますが)」とされていた時代に、漢音の国名なんかあるわけないじゃないですか。 「魏志倭人伝」これがまたうさんくさい! 当時の大陸は魏呉蜀、いわゆる三国志の時代です。 そんな三国鼎立の一触即発の時代に、東方の僻地に調査を命じられる奴なんて、ろくな奴じゃなかったはずですよ。 一応、調査には来たんでしょうね。 おそらく彼は一番近い九州にたどり着いたんだと思います。 そこで、「ここはなんという国であるか?」と尋ねたのです。 そこの住民は「ヤマトったい」と九州弁で答えたのです。 これを聞いた調査員は長居もせずに、本国に帰ってしまった。 ろくな奴じゃないから、道程も適当に報告し、その国名も聞いたまま「邪馬台の国」と報告した。 と、いうことだとぼくは思っています。
【2】 卑弥呼というのは、天照大神のことだと言う人がいる。 これは当たっていると思う。 ただ、「邪馬台国の女王」だとは思ってはない。 おそらく、例の調査員が「どういう国なのか?」と尋ねたとき、「ヤマトったい」の人がわが国の神話を語ったのだと思っている。 例の調査員は、その話を現実の話だと勘違いしたのだと思う。 そうであれば、そいつのおかげで日本の歴史は捏造されたことになる。 返す返すも、ろくでもない奴である。
|