詩と読書とギターの予備校時代・・・ いや、もうひとつあった。 姓名判断である。
ぼくは自分の名前が嫌いで、いつか名前を変えてやろうと思っていた。 予備校に入った頃、野末陳平さんの「姓名判断]]という本を買った。 それから姓名判断を、自分で研究するようになった。 今でもそうだが、とくに自分の興味あることに関しては、人の受け売りが嫌だ。 とにかく自分流を作り上げようとする。 姓名判断もそうだった。 オリジナルを作ろうとした。 これは今もって完成していないのだが、いいところまでは来たつもりだ。
姓名判断はいい勉強になった。 それから何年か後、社会に出てから一応名刺交換をする身分になった時に役に立った。 初対面の人の性格や行動がわかるのだ。一目名前を見るだけでいい。 とくに性格は、外れた覚えがない。
予備校時代、この姓名判断の勉強が意外なところで役に立った。 国語である。 姓名判断をやっていると、自然に漢字を覚えるという特典が付いてくる。 ぼくが国語だけ偏差値が良かったというのは、姓名判断と無縁ではなかった。
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