ある本で読んだのたが、占いはあまり見ない方がいいらしい。 その日が良ければ問題ないのだが、悪ければマイナス思考に陥りやすいのだそうだ。 それよりも神社でお参りして、「神様に頼んだから大丈夫」という気分でいたほうが、幸運が舞い込んできやすいらしい。
そういうわけでもないが、ぼくは『めざましテレビ』の星占いコーナーは見ないようにしている。 ぼくが見る時は、さそり座が良かったためしがないのだ。 さそり座はかに座や魚座と同じグループだから、特に悪い方にかに座とか魚座という名前が出ると、目を閉じ耳を塞いで、見聞きしないようにしている。 そういう時は決まって、さそり座が最下位なことが多い。
そういう努力をしていても、どうしても聞いてしまうことがある。 そういう時も最下位だ。 そうなったら、ぼくはすぐに新聞の誕生月占いを見る。 そこにいいことが書いてあったら、プラスマイナス0で問題なくなるからだ。
問題は、どちらも悪かった時だ。 この時の脳内は、すごくマイナスになっている。 気にするまいと思っても、すぐに意識がそちらに行ってしまうのだ。 そうならないために、念仏を唱えたり、「大丈夫」だとか「ありがとう」だとか、とにかくプラスの言葉を繰り返し口にしている。 気持ちと闘うというのは、けっこう重労働だ。 ようやくそのことを気にしなくなった時は、かなり疲れている。 そういう理由から、ぼくは朝の星占いを極力見ないことにしているのだ。
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