明日は床屋に行くので、早く寝ないと。 前にも書いたが、その床屋は先生と姉ちゃんの二人でやっているのだが、最近は先生があまり出てこない。 そういうことなので、ほとんど姉ちゃんが一人でやっている状態なのだ。 それゆえに一番に駆け込まないと、終わるのが昼になってしまうのだ。
その床屋は、歩いておよそ10分の場所にある。 そこまで歩かなくても、もっと近い場所に床屋はある。 だが、どうしても10分歩いてしまう。 その理由は、中学の頃からの行きつけだからだ。 だから「ああしてくれ、こうしてくれ」と注文しなくても、座っていればちゃんと希望通りの髪型になっているのだ。
他の床屋ではこうはいかない。 何ヶ所か癖のある髪を、いちいち説明して、さらにちゃんと言った通りになっているかどうかを確認しなければならない。 これでは、のんびり眠ることが出来ない。 眠ることの出来ない床屋なんて、ぼくは行きたくない。 だから床屋を変えない。
明日は6時に起きて神社に行き、しばらく歩いたあと家に戻り、シャワーを浴びてから朝食をとる。 その後、8時半に家を出て床屋に行くことになるだろう。 8時40分着か。 床屋はまだ開いてないが、1番乗りをしたがるお客はぼくだけではないから、もしかしたら他のお客と合致会うかもしれないなぁ…。 もう少し早く出るか。
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