いつもウォーキングしている時に、こいつだけは撮っておきたいと思う被写体が二つある。 その一つが時々見かけるこの鳥だ。 ぼくが見かけた時、いつもこの鳥は川の中の魚を狙っている。 猫と同じように、ジッと構えているのだ。 隙あらば魚を拾い上げるのだろう。
ただこの鳥は猫のように間抜けではない。 猫は獲物を狙う時は無防備になることが多い。 そこを狙われ人間に抱きかかえられ、嬉しくもない猫かわいがりをされるわけだ。 しかし、この鳥は違う。 獲物を狙っている最中にも、周囲に神経を払っている。 ぼくのとの距離がかなりあっても、ぼくが写真を撮ろうと立ち止まった瞬間に、もう逃げる準備をしているのだ。 携帯を向けると同時に逃げたり、遠のいたりする。
おかげで、いつもいい写真が撮れないでいた。 とにかく色が周囲と同化しているし、ズーム機能に限界があるので小さくしか写らない。 今日の写真はたまたまである。 目一杯ズームインしたせいで画像が汚くなったものの、周囲の色と区別がつき、この大きさの画像が撮れたわけだから、ぼくとしては満足している。
ところで、もう一つの被写体は何かというと、カメである。 同じ川にいるのだが、昨日と一昨日、二日続けて見た。 それで写真を撮ってみたのだが、上記の通り携帯のズーム機能のせいで、小さなゴミが浮かんでいるようにしか見えないのだ。 ある人にこの写真を送ってみたのだが、「カメムシですか?」という返事が来た。 それで、また撮り直しということになったわけだが、あいにく今日は見つからなかった。
まあ、この携帯だから、よほど近寄って撮らないと、満足がいく大きさにはならないだろう。 とはいえ、近寄るには川の中に入っていかないとだめだし…。 やはり高性能のズーム機能を持つ携帯が出るまで待つか。 しかし、その頃にはもうカメはいなくなっているかもしれん。
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