今朝、嫁ブーを会社に送っている途中、嫁ブーが突然変なことを言いだした。 「本屋で本買って帰り」 「あ?」 「これから銀行に行くんやろ?」 「おう」 「だから、その帰りに本屋に寄って本買ったらいいよ」 「何で本買わないけんとか?」 「朝刊に載っとる占いなんやけど、11月生まれは『外出のついでに書店回り。開運につながる書物を発見』になっとるんよ」 「なんか、西日本新聞の占いか。あれ当たらんけのう」 そう言ってぼくは、関心のない風をよそおった。
しかし、本音のところは違った。 それを聞いたとたん、気持ちは本屋に向いていたのだ。 「それが開運につながるなら、多少高くても買おう」と思っていた。
さて、銀行での用事を終え、さっそく本屋に行った。 開運につながるくらいの本なのだから、無理に探さなくても、その前に立ったら、きっと動けなくなるはずだ。 と、店内をウロウロしたのだが、なかなか「これはっ!」と唸るような本が見つからない。 とりあえず何冊かピックアップしてみた。 ところが、再度目を通してみると、そこまで興味が持てない。
結局買った本は『日・中・韓 新三国志』の文庫版だった。 2年前に文庫化された本だが、こういうのが本当に開運につながるのだろうか? とりあえず今日は、神棚に上げている。
|