3月から放置していた髪の毛を切りに行った。 相変わらず髪の量は多いのだが、なぜか地肌が透けて見えることがある。 最初はいよいよ禿げてきたのかと思ったが、どうもそうではないらしい。 髪が白くなったことで地肌の色が浮き上がってしまい、こういうことになるようだ。
そのため、最近は床屋に行くと、以前のように「短くして下さい」などとは言わなくなった。 もちろん、短くすると地肌が透けて見えて困るからだ。 では何と言っているのかというと、「あまり短くせんで下さい」である。
ということで、今日も「あまり短くせんで下さい」と言ってきた。 しかし、仕上がってみると、けっこう短くなっていた。 『これでまた、2,3週間、髪が気になるなあ…』 と落胆していると、床屋の姉ちゃんが「どこを切ったかわかりませんねえ」などと言う。 もしかして、切る前のぼくの髪を覚えてなかったのだろうか? はっきりわかる短さだし、髪のふくらみもなくなっているではないか。
しかし「短くせんで下さい」でここまで切られるなら、次回は言葉を変えて、それを阻止しなければならない。 もちろん床屋に行くのだから、「切らないで下さい」とは言えない。 「少し切って下さい」だと、「短くせんで下さい」とあまり変わりない。 無難なところは、「毛先を揃えるだけにして下さい」だが、それだと散髪代がもったいない。 正直に「地肌が目立たんくらいに切って下さい」と言うことにするか。
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