2006年05月03日(水) |
皆岡伸太と山原ほうぼう |
ぼくはこのブログの他に、『ショートホープブルース♪』と『詩集 吹く風』いうブログをやっている。 その二つのブログは日記として捉えてないので、毎日更新しているわけではない。 気の向いた時に細々とやっている。
さて、その二つのブログには、それぞれ違ったハンドルネームを用いている。 『ショートホープブルース♪』のほうが「皆岡伸太」で、『詩集 吹く風』のほうが「山原ほうぼう」である。 この二つのハンドルネームの由来をよく訊かれる。
「皆岡伸太」については、すでにこのブログに書いているが、これはシャレである。 音楽関係のハンドルネームということで、プレイヤーズ王国でもこのハンドルネームを使っているのだが、以前そこに書いた日記に、時々「皆岡伸太って本名ですか?」と聞かれることがある。 こういう場所で本名を出せるほどの勇気を、ぼくは持っていない。 皆岡伸太という名前は、いわゆるハンドルネームというヤツである。
ということで、次に来る質問は、当然「このハンドルネームの由来は?」ということになる。 その際ぼくは、こう答えている。 「九州弁です」と。 と書いている。 何が九州弁かというと、「皆岡伸太」というのは名前の読み習わしで「みなおかしんた」となるわけだが、普通に読めば「みんなおかしんたい」である。 つまり「みんな、おかしいんだ」を、九州の人間は「みんな、おかし(い)んたい」と言うというわけだ。 ということで、これは人を舐めた名前である。
もう一つの「山原ほうぼう」は、19〜20歳にかけて、詩の投稿用のペンネームとして使っていたものである。 山原というのは、北原白秋や中原中也のように「原」を使った姓を付けたかったからだ。 いろいろ考えた挙げ句、知り合いにいないという理由から「山原」にしたわけだ。
まあ、それはいいにしろ、いつも訊かれるのは「ほうぼう」のほうである。 これは、ボブ・ディランの『おれはさびしいホーボー(I AM A LONESOME HOBO)』という歌のタイトルからとっている。 『HOBO』というのは辞書を調べてもらったらわかると思うが、放浪者という意味である。 19〜20歳というと、ぼくは浪人していたわけだが、その浪人というのは大学浪人でもなく、就職浪人でもなかった。 浪人という初めての経験に、何をどうしていいのかわからずに、ただ生きていただけの時期だった。 そういう時に、この『おれはさびしいホーボー』という歌に出会ったのだった。 そして、その主人公を自分に置き換えていたというわけである。
ということで、ハンドルネームの説明は以上だが、人を舐めてたり、悲観的だったりと、ろくな名前ではない。 こういうろくでもない名前が定着する前に、新しいハンドルネームを考えないと。
|