頑張る40代!plus

2006年03月27日(月) 整骨院に行く(前)

先週の木曜日の午前中のことだった。
嫁ブーと二人で、近くの喫茶店にモーニングを食べに行った。
食べ終わったあと、そこでイスに寄りかかって新聞や本を読んでいたのだが、その姿勢が悪かったのか、背中に違和感を覚えた。
「おかしい」と思って体を前後左右に揺すってみた。
その瞬間だった。
激痛が走ったのだ。
背筋が攣ったような痛みで、その時は息も出来ないほどだった。

しばらくして何とかその痛みは治まり、何とか家に帰ることは出来たのだが、体を捻ったりするとやはり痛い。
その状態はその後も続き、寝返りをうった時にその痛みで目を覚ますこともある。
そういう状態がいつまでも続くと、また寝不足になり、仕事にも差し支えるし、また尿潜血などの諸症状が出ると困る。。
そこで意を決して、整骨院に行くことにした。

午前中に買い物をすませ、整骨院に行ったのは午後からだった。
「今日はどうされましたか?」
「はあ、背中が痛いんです」
「何かされたんですか?」
「いや、座っていただけです」
「座っていて背中が痛くなったんですか?」
「はい…」
「よほど座り方が変だったんでしょうねえ…」

そう言って先生は、ぼくの背中を軽く押さえた。
「痛みますか?」
「ええ、ちょっと」
「特に骨がずれているとかはなさそうですが…」
「そうですか」
「他に痛いところとかありますか?」
「腰ですね。慢性化してますから」
「腰痛ですか。ちょっとうつぶせになって寝てみてください」

言うとおりにうつぶせになって寝ると、先生は背中の時と同じように軽く腰を押さえた。
「いつから痛かったんですか?」
「20年以上前からです」
「えっ、20年以上も前なんですか?」
「ええ」
「何か重たい物を持つような仕事なんですか?」
「そうです。大型テレビとかエアコンの室外機とか」
「ああ、電気屋さんですか」
「ええ。電気屋関係の人は、ぼくと同じように腰の悪い人が多いですよ」
「へえ、そうですか」
「ええ。業界では電気腰とか言ってます」
「電気腰ですかぁ、初めて聞きました」

先生はしばらくぼくの腰を揉んだあとに言った。
「別に悪くないですよ」
「えっ?」
「骨は正常ですよ。もし痛いのなら、それはストレスじゃないんですか?」
「ストレスで腰痛になるんですか?」
「ええ、なりますよ。ストレスが腰の神経を圧迫するんですね」
「そうなんですか」
ストレスが腰の神経を圧迫するなんて初めて聞いた。


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